伝統メディアと新興メディアがせめぎ合う!人気の香港ニュースサイトまとめ

言語も媒体の性格もさまざま

使う言語に中国語あり、英語あり、サイトの内容を見てもポータルサイトあり、新聞のオンライン版あり、と種々多様な性格のページが存在する香港のニュースサイト。そんな複雑でわかりにくいジャンル内の力関係を直感的に把握すべく、ネットユーザーがよく利用するサイトを、タイプ別に分類して紹介します。

伝統ある新聞が母体になるメディア

South China Morning Post

http://www.scmp.com/

イギリス領時代の1903年に創刊された、老舗の英字新聞がサウスチャイナ・モーニング・ポストです。そうした歴史的経緯を持ち、また英字新聞ということもあり、中国と世界との関わりなど国際的な視点のニュースが豊富なです。

民報(mingpao)

https://www.mingpao.com/

1959年に創刊の民報のオンライン版です。比較的リベラルなスタンスを持つと呼ばれる民報ですが、こちらのサイトでは政治、社会系のニュースから、ユーザーの日々の生活に関わる柔らかい記事まで扱っています。

東方日報(Oriental Daily News)

http://hk.on.cc/hk/news/

広東語新聞の中では最大の発行部数を誇流、1969年創刊の東方日報。紙と同様にオンライン版も強い影響力を持っています。東方日報の政治的な立ち位置は親中国。香港や中国に関するニュースのほか、国際関係、経済など硬めで読み応えのある報道記事が充実。

信報

http://www2.hkej.com/

信報は、地域の経済、財政、株式市場を網羅する経済専門紙。オンライン版では、直感的に何がどこにあるか把握しやすいサイトデザインで、株価チャートなど投資を行うユーザーにとって有益な情報が満載です。コラム、分析系の記事の更新頻度も高いようです。

比較的若いメディア・サイトがオンラインでは人気

蘋果日報(Apple Daily)

https://hk.appledaily.com/

一方、返還前後に登場した新興メディアの中でもっとも勢いがあるのが、1995年創刊の大衆紙・蘋果日報。広東語の新聞の中では東方日報に次ぐ、第2位の発行部数。ネット文脈をつかみ、ゴシップにも強いウェブ版はとても人気があるサイトです。

大紀元(Epochtimes.com)

http://hk.epochtimes.com/

世界30以上の国・地域で発行される大紀元グループのニュースサイト香港版です。アメリカで創業しただけあって、中国共産党に対して批判的な立場をとっています。ニュース、経済、ライフスタイルなどバランスよく掲載されています。

頭條日報(Headline Daily)

http://hd.stheadline.com/

2005年に創刊された比較的新しい頭條日報。香港で最も発行部数が多いの紙媒体の新聞としても知られています。政治や経済といった硬派記事だけでなく、ネットで話題になったニュースも細かく拾っています。ウェブ上でも紙面を読むことが可能。

巴士的報(Bastillepost.com)

http://www.bastillepost.com/global/

今、香港の若者を中心に、最も人気のあるニュースメディアです。2013年とニュースメディアとしてはかなり新しい部類に入りますが、SNSで拡散しやすい身近な話題やバイラル系のニュースをうまく利用し、急成長を遂げたニュースサイトです。

新浪香港(Sina.com.hk)

http://sina.com.hk/

言わずと知れた中国最大手メディアグループ・新浪が運営するポータルサイトの香港版です。あらゆる情報が集約され、ユーザーの求めているものがワンストップで手に入る便利さが魅力。香港でも利用ユーザーが多く、強い存在感を発揮しています。

立場新聞(Stand News)

Thestandnews.com

立場新聞も、ウェブ上だけの展開かつ硬いニュースが中心ですが、地域で人気を集めるニュースサイトです。2014年ローンチで、他のメディアと一線を画すスタイリッシュなサイトデザインが特徴です。

まとめ

創刊が古く、長い歴史を持つ伝統的な紙の新聞がウェブ上で影響力を保持している一方、ここ20年の間に登場した新しいメディアもかなり存在感を強めているようです。媒体のカラー、読者層、展開などを比較し、用途に合わせたビジネス上での利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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投稿者プロフィール

ジェレミーラウ
ジェレミーラウ
株式会社カーツメディアワークス PR事業部ディレクター

カナダ・アルバータ大学・経済学部卒業後、香港のテレビ局に入社。
テレビコンテンツ制作のノウハウを学び、カーツメディアワークスへ海外PR/デジタルマーケティング担当ディレクターとして合流。