今さら聞けない!中国最大チャットアプリ「WeChat/微信」とは?

中国人がスマートフォンを購入して一番最初にダウンロードし、現在中国では使ってない人はほぼいないと言われているのが「WeChat/微信」です。
どんなアプリなのか?どのくらいの人に使われているのか?その機能は?

今回は、中国でインフラ化している「WeChat/微信」についてご紹介します。

「WeChat/微信」とは

「WeChat(ウィーチャット)/微信」とは一言でいうと「中国版LINE」です。
しかし中国版LINEと一言で済ませられるようなアプリではありません。チャットはもちろん、ショッピングや各種チケット予約、オンライン・オフライン決済、配車や飲食店での注文まで様々なことができます。

2011年1月に中国でサービスを開始した「WeChat/微信」は、中国テンセント社が運営するインスタントメッセンジャーアプリです。テンセントが以前より提供していたインスタントメッセンジャー「テンセントQQ」の発展型として、メッセンジャー機能とソーシャル・ネットワーキング・サービス機能の融合が特徴と評されています。
現在20以上の言語版があり、200の国と地域をカバーしており、70を超える国と地域でナンバーワンのソーシャルアプリです。

2017年12月時点で月間アクティブユーザー数は約9.89億人と驚異的な数字となっています。また利用者の73%は35歳以下の若年層となっているのも特徴です。

「WeChat/微信」の基本機能

「WeChat/微信」の基本機能のメインメニューとしては以下の4つになります。

1.チャット(WeChat)
2.連絡先
3.発見
4.本人

1つずつ詳しく見ていきましょう。

チャット(WeChat)

こちらが「WeChat/微信」のチャット画面になります。LINEの画面とよく似ています。
中国人は文字でのチャットよりも、音声を送りあって会話するボイスチャットが主流となっています。

LINEのスタンプに相当する「ステッカー」や、写真・動画、連絡先や位置情報なども送ることができます。
ちなみにLINEのような“既読”機能はありません。

連絡先

続いて連絡先のメニューです。
自分の友人や、フォローしている公式アカウントなどを確認することができます。
また友人の詳細は下記(右)のようなページになります。

発見


◆モーメンツ
このメニューはLINEでいう「タイムライン」にあたります。友人の日々の投稿を見ることができ、投稿に対してシェア、コメントや“いいね”ができます。モーメンツには、1日平均で30億件もの投稿がなされており、友人の近況を知るための重要な場となっています。


◆QRコードのスキャン、シェイク
QRコードのスキャンやシェイク機能で友人と連絡先を交換することができます。
シェイク機能に関しては、LINEの「ふるふる」機能と似ています。


◆トップストーリー
最新のニュース記事をここで見ることができます。LINEニュースに近しいものとなります。

 

◆近くにいる人
GPS機能を使って近くにいる人を探すことも可能です。一覧に表示をされたくない場合は位置情報をオフにしておくことで表示されなくなります。


◆ミニプログラム
最近非常に多くの人が活用しているミニプログラム(中国語で「小程序」)。

一言でいうとアプリ内アプリです。普段使っている乗換案内や、各種チケット予約、ショッピング、ゲームなど様々なコンテンツに関して、わざわざ他のアプリを開かなくとも、この「WeChat/微信」内で完結することができます。ミニプログラムについてはまた今後、詳細をご紹介いたします。

本人

自分の登録情報を確認、編集することができます。
自身のQRコードが作成できるので、連絡先交換時に有効です。
また、「お気に入り」や「カード&特典」「ステッカーギャラリー」には、自分が保存した記事やクーポン、ステッカーが保存されます。


◆マイウォレット
「WeChat/微信」には「WeChat Pay(微信支付)」という決済機能がついており、決済や残高確認などができます。「WeChat Pay(微信支付)」は中国で人気の決済サービスで、ユーザーが自分の銀行口座を「WeChat/微信」に登録するだけで、簡単に利用できる新しい決済サービスです。オンライン上のサービスだけでなく、オフラインでのショッピングでの支払い・送金にも利用可能です。こちらも詳細は今後ご紹介いたします。


◆自分の投稿
ここでは自分が投稿したモーメンツ記事を見ることができます。

基本的な機能は以上となりますが、これはあくまで日本版なので機能が一部制限されています。
中国版はより多くの便利な機能があります。この違いについても今後触れていきたいと思います。

「WeChat」と「微信(Weixin)」の違い

上記で日本版と中国版と言いましたが、厳密にいうと名称も分かれています。
中国大陸版を「微信(またはWeixin)」と呼び、国際版(日本版含む)を「WeChat」と呼びます。
日本でこのアプリをダウンロードしようとすると、アプリストアには「WeChat」が出てきます。
逆に中国でダウンロードしようとすると「微信(Weixin)」が出てくるのです。
違いとしては、機能面が「WeChat」の方が少ないこと、「微信(Weixin)」ユーザーは「WeChat」の公式アカウント情報が見られないという点です。

まとめ

今回は「WeChat/微信」の概要と基本的な機能をご紹介しましたが、中国人にとっての「WeChat/微信」は、日本人にとってのLINE以上に、普段の生活に無くてはならないツールとなっています。
次回は、今各企業が中国プロモーションの一環として活用している「WeChat/微信」の“公式アカウント”についてご紹介したいと思います。

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。