「WeChat/微信」公式アカウントのフォロワーを増やすには?

既に多くの企業が中国マーケティングに活用している「WeChat/微信」。
各社、自社の公式アカウントから様々な情報を約10億のアクティブユーザーへ日々配信してブランディングや集客、販促につなげています。

しかしその情報を受け取ることができるのは、自社の公式アカウントをフォローしてくれた、フォロワーのみ。
公式アカウントを作って、どんなにお得な情報を配信しても、フォロワーがいなければ独り言になってしまいます。

では、フォロワーを増やすにはどうしたらいいのか?
日本企業もすでに、フォロワーを増やすために様々な施策を実施していますが、今回は具体的な事例をご紹介いたします。

KOLの活用

KOLとはKey Opinion Leader(キーオピニオンリーダー)の略で、日本でいうインフルエンサーに値します。有名なブロガーや芸能人などが多く、自身のブログや微博(ウェイボー)、WeChatなどのSNSでは、多くのフォロワーがいます。

中国では企業や政府などのオフィシャルな情報よりも、自分の友人や家族・親せき、そしてネット上の有名人の情報、いわゆる口コミに重きや信頼を置いています。よってKOLが発信する情報は一瞬にして拡散し、信頼の置ける商品やサービスとして認識され、生活者の購買行動に大きな影響力を持っています。

彼らに実際に商品やサービスを利用してもらうことで知名度を上げ、フォロワーを増やすのに役立ちます。
また、KOLはいくつかのタイプに分けることができます。

1つ目はテレビ、インターネット上で活躍するタレントやアイドル、モデルなどのいわゆる有名人で、ファンをはじめとする多くのフォロワーがいます。紹介する商品のジャンルはあまり問わず、化粧品から家電、雑貨、お菓子や観光スポットなどと幅広い内容を投稿、紹介します。

2つ目は、得意なジャンルを持つタイプです。特に化粧品やスキンケア、ダイエット、美容系といった女性の興味度合いが高いジャンルが多くあります。その他にも観光関連、食品・飲食、アニメなど様々なジャンルがあります。彼らのフォロワーはもちろんそのジャンルに興味のある人たちですので、KOLのジャンルに特化した豊富な知識や解説、実際の使用感など投稿への信頼度も高いのが特徴です。

3つ目は、実際に取材や体験をしながら紹介するタイプです。日本の観光スポットやイベントを体験しながら紹介したり、イチ押し商品やこれから流行るであろう様々な商品を紹介したりします。副業や趣味として行っている人も多数存在し、二つ目の専門家タイプと3つ目のタイプを兼ねるKOLも出てきています。

キャッシュバックキャンペーン、
プレゼントキャンペーン

キャッシュバックキャンペーンやプレゼントキャンペーンなど、ユーザーがお得に感じるキャンペーンを実施することで、企業への好感度を上げることができます。

キャッシュバックキャンペーンは、キャンペーン対象店にあるQRコードを読み取るとクーポンが取得でき、〇〇元以上決済するとその場でクーポンが使えるなどのキャンペーンを実施し、ユーザーに得をさせると同時にアカウントをフォローさせることができます。

プレゼントキャンペーンはWeChat上である条件を満たしたユーザーの中から、抽選で商品やサービスなどが当たるキャンペーンです。

いずれもユーザーに「お得」と感じさせることで、「フォローしてみようかな?」「このお店に行ってみようかな?」と思わせるキャンペーンとなっています。

モーメンツ活用

 

モーメンツは、LINEでいう「タイムライン」にあたります。自由に写真とテキストを投稿できる機能ですが、1日平均で30億件もの投稿がなされており、友人の近況を知るための重要な場となっています。

このモーメンツは企業公式アカウントによっても活用されており、ある日本の大手化粧品会社はブランドや商品の歴史を紹介することでブランド認知と理解を高め、興味関心を惹きつけてフォロワーを獲得することに成功しています。

WeChat公式広告

WeChatでは広告を出稿することが可能です。目的によって様々なタイプの広告がありますが、フォロワー獲得を目的とした「ワンクリックフォロー広告」があります。
WeChatの広告は細かなターゲティングができ、よりコアなファンを獲得することができます。WeChat広告については次回、詳しくご紹介いたします。

まとめ

WeChatで企業公式アカウントを取得して満足、ではなく、フォロワーを多く獲得する取り組みを実施し、フォロワーにとって有益かつ興味を持たせる情報などを発信することでブランディングや集客販促につながっていきます。
しかし、あくまでSNSなどのクチコミマーケティングの目的はブランドの認知向上や理解促進であり、実際に売上につながるかどうかは商品やサービス自体が魅力的かどうかということです。

商品・サービスを購入するかどうか最終的に判断するのはエンドユーザーの生活消費者自身であり、たとえどんなにお得で有益な情報を発信したとしても、肝心の商品やサービスの中身が伴わなければ、必ず売上につながるとは限りません。

さらに、中国人は気質的に「知っているもの」を購入する傾向が強くあります。つまり“知らないものはたとえ良いものでも買わない”ということになります。自社を、自社のブランドを知ってもらわなければ何も始まらないということなのです。

魅力的な商品・サービスであり、且つ中国人に知られている商品。これがいわゆる「爆買い」される商品です。中国マーケットで成功するためには、まずWeChatでより多くの人に認知させるというスタートラインに立つことが重要となってきます。

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。