中南米で人気のオンラインマーケットプレイス

近年越境ECや輸出ビジネスといった、海外の市場をターゲットにした事業が大いに盛り上がっています。そこで欠かせないのが、私たちの生活にも馴染み深いAmazonや楽天といったオンラインマーケットプレイスです。企業と一般消費者間の取引(BtoC)のみならず、一般消費者間同士で行われる取引(CtoC)においてもその発展は目覚しく、オンラインマーケットプレイスが最も大きなプラットフォームとなり、本格的なビジネスをする上ではその規模や特徴を把握しておくことが必須となります。

この記事では、近年経済成長の目覚ましいブラジルやメキシコ、アルゼンチンといった中南米の国々で人気を集めているオンラインマーケットプレイスを、「大手」と「個性派」の二つに分けて紹介します。

大手マーケットプレイス

MercadoLibre


Source: http://www.mercadolibre.com/

本社をアルゼンチンに置き、ラテンアメリカのEBayとも称される「MercadoLibre」は南アメリカ大陸18ヶ国でNo.1シェアのECサイトです。中南米では最も人気があり、他のサービスよりも圧倒的なアクセス数を誇ります。オークション形式で物を売ることやオンラインビジネスを始めることも可能、さらには同社が運営する発送サービスや支払いサービスも利用可能であるため、他のプラットフォームと大きな差別化が図られています。

スペイン語でフリーマーケットという意味を持つMercado libreは、もともとはCtoC向けの中古品を売るためのオークションサイトとして誕生しましたが、現在では企業も多数参入しており大きな盛り上がりを見せています。6億人を超える人口ボリュームを抱え、これからの成長が見込まれる中南米市場において「ECといったらMercadoLibre」と消費者が一番最初に思い浮かべる確固たるポジションを築き上げました。

Amazon

Source: https://www.amazon.com/ref=nav_logo?language=en_US

すでに日本でも人気のあるアメリカ発祥の「Amazon」は2017年10月、ブラジルに本格進出を果たしました。電子機器を手始めに、11月には雑貨の取り扱いも開始しており、その勢いは中南米でも大きなマーケットを築きつつあります。

取り扱う商品の豊富さや素早い商品発送が評価され、非常に満足度の高いマーケットプレイスとして人気です。またその優れた利便性から、ローカルのマーケットプレイスにとの比較基準にもなっています。

 

B2W Digital

Source: https://ri.b2w.digital/

「B2W Digital」は複数のサービスを運営するEC企業です。Americanas.comやSubmarino.comといった人気マーケットプレイスを有しており、中南米発の企業としてはMercadoLibreに次ぐ規模のマーケットがあります。競合他社が多い環境のなか、B2W Digitalは最も信頼できるEC企業の一つとしても認知されています。

既に、ブラジル以外ではアルゼンチンとメキシコに進出しており、今後はインド、ウルグアイ、中華人民共和国、アメリカ合衆国などの中南米以外の地域での事業拡大を視野に入れています。

「B2W Digital」は複数のサービスを運営するEC企業です。Americanas.comやSubmarino.comといった人気マーケットプレイスを有しており、中南米発の企業としてはMercadoLibreに次ぐ規模のマーケットがあります。競合他社が多い環境のなか、B2W Digitalは最も信頼できるEC企業の一つとしても認知されています。

 

個性派マーケットプレイス

Magazine Luiza

Source:https://www.magazineluiza.com.br

ブラジルで最も大きな小売企業の一つである「Magazine Luiza」は、ブラジル国内で最も大きなEC企業として知られています。Magazine Luizaの強みは何といっても実店舗を持っている点です。オンラインで購入した商品のアフターケアが実店舗で受けられるということもあり、消費者にとって大変魅力的なサービスを提供しています。2017年10月のAmazonブラジル本格進出を受け、新規出店の強化や既存店の改修などを含め、顧客との接点を増やし他のマーケットプレイスとの差別化を進めています。また個人が簡単にオンラインショップを作ることができ、SNS経由で商品を売ることでアフィリエイト収入を得ることも可能となっています。


Netshoes  


Source:https://www.netshoes.com.br/

Magazine Luizaと同じくブラジルで人気の「Netshoes」は、スポーツ用品に特化したECサイトでありながら、中南米のECサイト利用者ランキングでTOP10に輝いている人気サイトサイトです。

2000年に2人の創業者Marcio Kumruian氏とHagop Chabab氏によって設立されたNetshoesは、当初はオンライン販売を行っておらず、実店舗での販売を行っていました。しかし翌2001年には、既にオンライン市場に目をつけ販売を開始していきます。スポーツ関連商品やアクティブライフスタイルをテーマにした商品を展開し、ブラジル国内で認知度を上げたNetshoesは2011年、アルゼンチンとメキシコに進出し事業を拡大しました。

また、オンラインショッピングのみならず数多くのスポーツブランドとクラブチームの店舗経営や、NBA学生トーナメントを初めとする様々なスポーツイベントのスポンサーでもあることから、ブラジルのスポーツ産業において抜群の認知度を誇っています。

Dafiti

Source:https://www.dafiti.com.br

ファッションアイテムに特化したスタートアップによるECサイトです。現在ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、そしてメキシコで利用者数を伸ばしており、毎月2500万人ものユニークビジターを有しています。ファッション系マーケットプレイスとしては、中南米で最も規模が大きく注目されているサイトの一つです。買い物客のスマートフォンへのプロモーションメッセージを送信するため、レストランやバー、ニューススタンドにBluetoothビーコンを配置するなど、独自のマーケティングで利用者増加を狙っています。

いかがでしたでしょうか。Amazon以外は日本ではほとんど馴染みのないサービスであり、日本から見て地球の裏側にある中南米では独自のサービスが発展されているのが分かります。

中南米エリアでは、面積・人口ともに世界で5番目に大きな国として地域最大の経済圏であるブラジルを中心に、メキシコやアルゼンチンなどでもオンラインマーケットプレイスが発展してきました。特にインターネット市場が全世界で4番目の規模にまで成長し、中南米のBtoC電子商取引の約42%を占めているブラジルは、中南米でのビジネスの成功の大きなカギとなりそうです。

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投稿者プロフィール

宇佐美 海太
宇佐美 海太
1985年東京生まれ。ポルトガル留学後、早稲田大学国際教養学部卒業。
大手製造業の映像プロデューサーとして各種PR動画の企画・プロデュースに従事した後、「日本と海外をつなぎたい」と決意し、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在はマーケティング部のマネジャー として、多数のクライアントの海外向けコミュニケーションデザインを通じ、お客様と世界をつなぐコミュニケーション創造に心血を注ぐ。趣味はプロレス鑑賞。