北米と南米の注目フードデリバリーサービス!

UberEATSをはじめとするフードデリバリーサービスは、近年全世界で飲食業界を賑わせているアプリケーションです。日本ではまだ東京の一部でしか対応していないサービスですが、世界的に見ると北米やヨーロッパはもちろんのこと、東南アジアや南米でも同様のサービスが複数存在しています。特にシェアリングエコノミーの観点から発展が著しい分野であり、海外の飲食事情のリサーチや現地での飲食店事業展開においては、必然的に情報を知り活用する必要があるでしょう。

今回はフードデリバリーサービスの元祖UberEATSを生んだテクノロジー大国アメリカ(北米)と、北米の影響を受けながら近年発展の目覚ましい南米に焦点を当て、それらのサービスを比較してご紹介します。

北米編

UberEATS

Source: https://www.ubereats.com/

元祖フードデリバリーサービスの「UberEATS」は現在も世界中で大人気です。北米南米はもちろんのこと、ヨーロッパやアジア、そして南アフリカでも多くのユーザーに利用されています。本家であるタクシー配車アプリUberと同様にユーザーフレンドリーなアプリとなっていること、そして対応している飲食店の数が多いことが最大の特徴です。もちろん競合アプリにも搭載されている、オーダーと配達員をGPSで追跡できる機能、カードを利用しての支払いなどにも対応しています。

 

Skip The Dishes

Source: https://www.skipthedishes.com/

「Skip The Dishes」は2012年にJosh SimairとChris Simairの兄弟によって設立され、近年カナダを中心に北米で急成長をとげているフードデリバリーサービスです。創設者の一人であるJoshは、同僚と毎日のように長時間労働をしながら、地元のレストランにデリバリーサービスを注文する日々を送っていました。そのような生活を続けるうちにJoshは、より効率的なオンラインのフードデリバリーネットワークを構築することにより、ビジネスマンに多くの時間を与えることができるのではないかと感じるようになり、勤めていた会社を退職したのち兄弟のChrisと共に事業を立ち上げました。

Skip The Dishesの提供しているサービスは、UberEATSとほぼ同様ですが、それぞれ対応している店舗の数や対応している地域が少しづつ異なります。料理の注文はウェブサイトやモバイルアプリを経由して行うことができ、サービスの登録配達員が飲食店まで料理を取りに行きそのまま配達する仕組みになっています。

 

Seamless

Source: https://www.seamless.com/

1999年、ニューヨークで立ち上げられた「Seamless」。Seamlessという名前の通り、継ぎ目のないスムーズなサービスをアメリカで提供しています。Seamlessは当初、法人サービスにいち早く目をつけたことで急成長し、自らのマーケット・ポジションを作り上げることに成功しました。 2005年以降は個人向けのサービスも開始しその規模を拡大していきます。

2013年5月には大手フードデリバリーサービスGrubHubとの提携を開始し、受注量増加とサービス提供エリアを大幅に拡大しています。現在では35,000件を越えるレストランから注文をすることが可能で、選べるお店の数と質の高いサービスが特徴的です。

 

南米編

PedidosYa

Source:http://www.pedidosya.com

「PedidosYa」は南米で最も有名なフードデリバリーサービスの一つです。iOS、アンドロイド、さらにはWindowsからもアプリで注文することが可能となっています。加えてウェブサイト上からも注文できるため、より多くのユーザーがPedidosYaを利用することができます。

現在「PedidosYa」がサービスを提供しているエリアはアルゼンチン、ブラジル、チリ、パナマ、パラグアイ、ウルグアイの合計100都市にまで広がっています。利用可能店舗数も、様々なジャンルのレストラン計6,000店を越えており、多くの南米の国で愛されているサービスです。

 

iFood

Source: https://www.ifood.com.br

「iFood」は南米をリードするフードデリバリーのプラットフォームです。基本的なサービスはPediosYaに似ており、iOSとアンドロイドそしてWindowsのアプリから利用ができます。現在は南米の20都市で利用が可能となっており、これからのサービス拡充が期待されているプラットフォームです。

iFoodの特徴は、好みの味や価格帯、さらには気分などから新しいレストランを探すことができる点です。さらには注文に必要な認証ログインのために、携帯の番号やフェイスブックアカウントを利用することができ、パスワードの入力を必要としないため、ユーザーとしても利用しやすいサービスです。

 

Domicilios.com

Source: https://domicilios.com/

最後はエクアドル、コロンビア、ペルーで利用可能な、「Domicilios.com」のご紹介です。5,000店舗を越えるレストランと一部チェーンのお店からオーダーをすることができます。ウェブサイトからも注文できる点など、基本的な機能は他の競合アプリと類似していますが、レストランのサジェスト機能や写真と値段つきメニューが表示されるなど、ユーザーの立場に立った様々な工夫が凝らされているサービスです。料理の種類、支払い方法、価格帯などからオーダー先を絞ることも可能であり、用途にあったお店が探しやすいという特徴もあります。

 


 

以上、北米と南米で注目のフードデリバリーサービス6つの特徴を説明しました。北米ではUberEATSを筆頭とする手堅いサービスが人気であり、一方南米では工夫の凝らされたサービスが注目されているという違いがありました。

また必ずしも今回の説明が全ての都市で当てはまるとは限りません。なぜならフードデリバリーサービスは、一般人が参加するシェアリングエコノミーを代表するサービスであるとともに、住んでいる地域の治安や交通網、飲食店の数など、サービスの良し悪しを決定する要素が複数存在します。ある都市では評判のよくないサービスも、少し離れた別の地域では180度異なる評価をされている…ということが起こるのがフードデリバリーサービスです。

海外の飲食ビジネスでは各サービスの特徴に加え、その土地ならではの一次情報をしっかり把握することが大切だと言えるでしょう。

 

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投稿者プロフィール

宇佐美 海太
宇佐美 海太
1985年東京生まれ。ポルトガル留学後、早稲田大学国際教養学部卒業。
大手製造業の映像プロデューサーとして各種PR動画の企画・プロデュースに従事した後、「日本と海外をつなぎたい」と決意し、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在はマーケティング部のマネジャー として、多数のクライアントの海外向けコミュニケーションデザインを通じ、お客様と世界をつなぐコミュニケーション創造に心血を注ぐ。趣味はプロレス鑑賞。