最新版世界の検索エンジン市場

みなさんはインターネットで何かを調べる時、検索エンジンは何を使っていますか?
日本では多くの方がYahoo! JAPANかGoogleを利用しているのではないかと思います。
そのため、検索エンジン広告もYahoo! JAPANとGoogleで配信している企業様がほとんどですよね。
さて、海外でも検索エンジンといえば「Yahoo!」と「Google」の2つが一般的でしょうか?

答えはNOです!

国によっては、日本ではまず耳にしないような検索エンジンが最も使われている、なんてこともあります。
そこで今回は、世界各国の検索エンジン市場を調査してみました。

※なおYahoo!は各国ごとに名称が違うため、本記事では一部を除き「Yahoo!」に統一しています。
(調査データ:StatCounter)

 

中国(本土)

1位:百度(Baidu)……69.74%
2位:360捜索 / 好捜(360 search / Haosou)……15.76%
3位:神馬(Shenma)……7.51%

中国は一部地域を除き、当局によるインターネットの規制により、Google等のサービスが使用できないため、中国独自の検索エンジンが大きなシェアを占めています。
中国といえば百度というほど圧倒的なシェアを獲得していましたが、近年では360捜索や神馬に押され、徐々に利用者数が減少しているようです。
とはいえ未だに70%近くのユーザーが使用しているため、まずは百度からアプローチするのは変わらない手法と言えるでしょう。

 

香港・台湾

1位:Google……84%~89%
2位:Yahoo! (Yahoo! 雅虎香港、Yahoo! 奇摩)……9%~12%
3位:Bing……1%

香港・台湾は中国当局のインターネット規制対象エリアではないため、Googleが圧倒的シェアとなっています。
台湾ではGoogle、香港ではYahoo!・Bingが若干強くなっていますが、大きな差はありません。

 

韓国

1位:NAVER……71.50%
2位:Google……17.87%
3位:Daum……8.06%

日本では「LINE」や「NAVERまとめ」で知られるNAVERも、韓国ではトップシェアの検索エンジンです。
3位のDaumは「カカオトーク」の株式会社カカオが運営しています。
もともとはYahoo! KOREAが多大なシェアを占めていましたが、NAVERやDaumの台頭により2012年をもってサービスを終了しており、現在のシェアはユーザー人気に基づいたものであることがわかります。

 

ベトナム

1位:Google……93.13%
2位:Coc coc……3.33%
3位:Yahoo! VIETNAM……1.56%

Googleが圧倒的シェアを誇っていますが、Coc cocという聞き慣れないエンジンが2位を占めています。
2013年にベトナム企業によってサービスが開始された検索エンジンで、ベトナム語の自動入力やスペルチェックなど、ベトナムユーザーに特化しているようです。
また、同名のウェブブラウザもリリースしており、徐々にシェアを増やしてきています。

 

南・東南アジア諸国(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン)

1位:Google……94%~98%
2位:Yahoo!……2%~3%
3位:Bing……1%

ベトナムなど一部地域を除き、基本的にはGoogle>Yahoo!>Bingのシェアになっています。
独自企業が現れた場合、シェアに変化があるかもしれません。

 

EU圏(イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン)

1位:Google……90%~95%
2位:Bing……2%~6%
3位:Yahoo!……1%~2%

アジア圏とは違い、EU圏ではMicrosoftの提供しているBingがYahoo!より若干強くなっています。
しかしながらGoogleの圧倒的シェアというのは変わりがないようです。

 

ロシア

1位:Google……51.27%
2位:Yandex……42.79%
3位:Mail.ru(メイルルー)……3.56%

ロシアでは元々Yandexがトップシェアでしたが、GoogleがAndroid対応機器のメーカに対して競合他社のアプリケーションをインストールすることを禁じたことを受け、一部スマートフォンメーカーがYandexとの提携を終了しています。
この件についてYandexはロシア連邦反独占局に提訴しており、同局はGoogleの競争保護法の違反を認めました。
今後シェアの変化があるかどうか注目したほうが良いでしょう。
Mail.ruはロシアのメールサービスで、Yandexや他の企業と提携したり、独自に検索エンジンを提供しているようです。

 

北米(アメリカ・カナダ)

1位:Google……85%~90%
2位:Bing……5%~6%
3位:Yahoo!……3%~6%

北米ではEU圏と比較するとBingとYahoo!の割合が若干多くなっているようです。
特にアメリカではGoogleは85%、BingとYahoo!が6%程度とGoogleのシェアが低めに出ています。

 

オーストラリア

1位:Google……94.21%
2位:Bing……4.14%
3位:Yahoo!……1.01%

EU圏と同じようなシェアになっています。
BingがYahoo!より高いため、分類的には欧米になると言えるでしょう。

 

南米・アフリカ

1位:Google……90%以上
2位:Bing……5%以下
3位:Yahoo!……3%以下

どちらもポルトガル語・スペイン語・フランス語・英語などEU圏と同様の言語が使われており、検索エンジン事情もほぼ同一のようです。
全体的なユーザー数は多くないものの、Googleを第一選択として間違いはないでしょう。
これからインターネットの普及に伴いさらなる市場の発展が予想される地域でもあります。

 

まとめ

旧共産主義圏や一部の国では独自エンジンが発達していることがありますが、やはり世界的にもGoogleのシェアは90%近くあり、残りがBingかYahoo!となっている場合が多いです。
またベトナムや中国、韓国、ロシア等の例を見てみると、アルファベットを使用していない国々では、ユーザビリティという観点で独自エンジンが発達しやすいと言えるのかもしれません。
今後も世界の検索エンジン事情がどのように変化していくか注目ですね!

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投稿者プロフィール

鈴木 直貴
鈴木 直貴
株式会社インフォキュービック・ジャパン Digital Marketing Team Manager
1988年生まれ。中学高校生時代に将棋で全国大会16強に進出。東京理科大学理学部物理学科卒業後、日立グループで官公庁のシステム開発に携わる。グローバル社会での生き残りをかけて、株式会社インフォキュービックジャパンに入社。BtoB,BtoC問わず、大企業の海外向けWEBマーケティング業務を遂行。現在はDigital Marketing Team Managerとして多くの企業様の海外販促を支援している。趣味はボイストレーニング。