チャットアプリ「WeChat」公式アカウントを取得する際の注意点

 

中国では300万社以上がプロモーションの1つとして活用しているWeChatですが、日本でも既に多くの企業が導入し、集客や販促、ブランディングに成功しています。
中国人のほとんどが利用しているWeChatですから様々な活用の仕方もあり、うまく活用することで高い効果を得ることが見込めます。
ただWeChatの公式アカウントを取得する際に少し気を付けるべきことがあります。

今回はWeChat公式アカウント導入の注意点をご紹介したいと思います。

WeChat公式アカウントの「名義」とは?

上記はほんの極一部ですが、WeChatの公式アカウントを取得している日本企業になります。様々な業種の企業が導入していますね。

そして1つ注目していただきたいのが、赤線枠内の文字です。全て日本語で表記されているのがおわかりかと思います。この赤線枠の部分は“アカウントの所有者(=名義)”を表しています。

つまり、このアカウントは確かに日本企業のものですよ、と表示されているのです。

「それが何?」と思うかもしれませんが、実はWeChatの公式アカウントというのは今まで中国企業以外は持つことが出来ませんでした。
ですからWeChat公式アカウントを取得したい!と思った日本企業はどうしていたのでしょうか?

とっても簡単です。中国企業からアカウントを“借りる”のです。

では、中国企業からアカウントを借りるとどうなるのでしょうか?

 

名義の部分が中国企業になっています。これがいわゆる“代理名義”と言われるアカウントになります。(現在、小田急百貨店様は自社名義でアカウントを取得されています)

しかし、自社名義のアカウントと代理名義のアカウント、ただ名義が違うだけであって、代理名義のアカウントでは何か問題があるのでしょうか?

 

結論から言うと、あります。

まず、代理名義のアカウントのメリットとしては、どの日本企業よりも一早くWeChat公式アカウントを持てたということです。
ですが、大きなデメリットがいくつか挙げられます。

 

“代理名義アカウント”のデメリットとは?

アカウント利用料の高額請求

中国企業からアカウントを借りているわけですから、もちろんレンタル料が発生します。
それだけであれば良いのですが、そのアカウントの閲覧数も多くなり人気が出てくると、いきなり利用料を値上げする可能性があります。月額100万円以上、なんて悪質な事例もあるほどです。

 

乗っ取り、凍結のリスク

公式アカウントの権利は全て所有者にあります。ですから、アカウントの人気が出てくると、勝手にアカウント名やパスワードを変えられてしまいアカウントが乗っ取られてしまう、
またアカウントへのログインには携帯電話での認証が必要なのですが、その携帯を紛失してしまったり、担当者が辞めてしまうなどでアカウントが事実上凍結してしまう、などのリスクがあります。

 

WeChat公式広告が利用できないため、フォロワーや閲覧数が増えない

上記2つは極端なリスクですが、これが一番のデメリットになるかといえます。
代理名義のアカウントではWeChatが提供している公式広告の利用ができません。
ですのでアカウントのフォロワーが増えずに、記事を投稿してもフォロワーがいないのでただの独り言に・・・なんていう状況にもなりかねません。

せっかくアカウントを取得したのにこれでは活かしきれません。

一方、自社名義のアカウントは上記のリスク、デメリットが一切ありません。

 

まとめ

現在では多くの日本企業がこの自社名義のアカウントを活用してプロモーションをしています。
闇雲にアカウントを取得してしまうのではなく、こういったリスクなど理解した上でWeChat公式アカウントを取得して活用してみてください。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。