1つのアプリで全て完結!今、注目のWeChatのアプリ内アプリ<br>「ミニプログラム(小程序)」とは?

皆さんのスマートフォンにはアプリがいくつダウンロードされていますでしょうか?

昨今、便利なアプリがどんどん増加しています。
しかし、スマホには容量というものが存在し、1つのスマホではアプリを無限にダウンロードしていくことは難しいのが現状です。
また、アプリにはバージョンというものがあり、日々アプリは進化します。そしてその都度アップデート・・・

正直、面倒くさいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで考えてみてください。
普段使う、通話・チャット・SNS・ショッピング・予約・ゲーム・決済、支払など全ての機能が1つのアプリの中で、できるとしたら・・・?
新しくアプリをダウンロードする必要もなく、容量も気にしなくていいとしたら・・・?

ちょっと便利だな、と感じませんか?

そういった便利なアプリ、コンテンツが中国にはあるのです。
それが中国最大チャットアプリ「WeChat」内のコンテンツとして、2017年1月にリリースされた「ミニプログラム(小程序)」です。

 

 

ミニプログラム(小程序)とは?

「ミニプログラム(小程序)」はWeChat内のコンテンツを、ダウンロードやインストールせずに閲覧利用できるアプリ内アプリです。
ミニプログラムでは様々な情報収集はもちろん、ゲームやショッピング(EC)、チケット予約、配車、デリバリー、飲食店での注文から決済までなど2018年1月時点で、約58万の様々なコンテンツが既に登録されており、1日のアクティブユーザーは1.7億にまで達しています。

利用するには、WeChat内で検索、もしくはQRコードをスキャン、友人からシェアされたりすることでアクセスすることが可能です。
通常のアプリとは違い、アプリストアからのダウンロード・インストールの必要がなく、アプリの更新や容量管理なども必要ありません。

では実際どのように使用するのか、画面を見てみましょう。

WeChatアプリを開いて「発見」の部分に「ミニプログラム(小程序)」があります。(画像左)
一番初めに「附近的小程序(近くのプログラム)」と以前に見たミニプログラムの履歴がずらっと表示されます。右上の虫眼鏡部分から検索も可能です。(画像右)

   

下記はミニプログラムの一部です。

 

 

ミニプログラムのユーザー数の変移

さらにユーザー数の変移を見てみましょう。
下記グラフはミニプログラムの月間アクティブユーザー数を表しており、2018年3月時点でも4億人を超えています。

上記グラフは2018年3月時点の平均デイリーアクティブユーザー数を表しており、安定して1億4000万人前後を叩き出しています。

 

 

ミニプログラムのジャンルデータ

これだけユーザー数の多いミニプログラムですが、どんなコンテンツのジャンルが多いのでしょうか?
下記グラフは2018年3月期のミニプログラムが開発されているジャンルのデータになります。

このグラフを見てみると、モバイルゲームが28.0%と断トツで多いのがわかります。
その中でも、2017年末に「跳一跳」というモバイルゲームが大ヒットし、累計アクティブユーザー数が約3億9000万人になったと言われており、このような大ヒットの背景のもと、モバイルゲーム開発が一気に増加したようです。

それに続く13.0%を占めるのが生活サービス関連。主に肯徳基+(KFC)・星巴克用星説(スターバックス)・i麦当労(マクドナルド)などの外食やデリバリーサービスや、地域密着の生活サービスがよく活用されています。

12.0%を占めるのはモバイルショッピングです。ただしここには皆さんがイメージするような淘宝網(タオバオ)・天猫(T-mall)といった自社で開発・提供しているアプリではなく、京東購物(JD)や新興勢力の拼多多と言ったものなどがよく活用されています。

 

 

まとめ

既に月間アクティブユーザーが4億人以上いるミニプログラムですが、2018年3月のWeChat全ユーザー(10億以上)に占める浸透率は43.9%に過ぎず、まだまだこれから成長していくことが予想されます。
中国国内では大手コーヒーチェーンや大手ファーストフードなど、導入がスタンダードとなりつつあるミニプログラムを活用することで、中国市場でのインバウンド(訪日集客)やアウトバウンド(輸出や越境EC)、ブランディングを狙うことも可能となります。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。