アジアでアクセスの多いニュース系メディアは?

インターネットによって世界各地がつながるにつれて、世界のどこからでも同じ情報にアクセスできるようになりました。そのため情報の均一化が進み、似たような情報を取り扱うメディアが多くなったのも事実。有名なメディアの情報をそのままシェアすることが増えたというのもその要因のひとつでしょう。一方でローカルな情報の価値が高まっているという傾向もあり、特にニュース系メディアではグローバルなトピックに加えてドメスティックな情報をどれだけ配信できるかに力を入れているようです。

ここではアジア地域で多くのアクセスを集めるニュース系メディアについてご紹介していきましょう。

 

インドの英字新聞やTV局が運営するメディアが上位に

01. NDTV

NDTV|https://www.ndtv.com/

NDTVは正式名称をニュー・デリー・テレビジョンといい、その名の通りニュー・デリーに拠点を持つテレビ局が展開しているニュース系メディアです。テレビ局としては1988年から運営をスタートし、同じ年の11月から始まった「ワールド・ディス・ウィーク」はインドを代表するニュース番組としてたちまち有名に。ニュース・コンテンツの信頼性の高さでも知られる同局が展開するウェブ版では、インド国内外の最新ニュースを取り上げながら、独自のカルチャーに根ざしたユニークな視点でのコメンタリを提供しています。

02. Indiatimes

インディアタイムズ|https://www.indiatimes.com/

インディアタイムズはインドで最も古い英字新聞「ザ・タイムズ・オブ・インディア」が運営しているニュース系メディアです。インドのすべての新聞のなかでも2番目に古く、なんと1838年に創刊。もちろん歴史の長さだけで有名というわけではなく、そのクオリティの高さも評価されており、1991年にはBBCが選ぶ世界の6つの新聞紙のひとつに選ばれています。ウェブ版では常に最新情報を配信できるメリットを活用し、ブレイキング・ニュースを積極的に提供しています。

03. News18

ニュース18|https://www.news18.com/

News18はグローバル・ネットワークを誇るCNNのグループであるインドのニュース専門チャンネルが展開するニュース系メディアです。CNNグループということもあり英語での放送が行われており、インドのローカル・ニュースについてはインディアン・ブロードキャスティング・ネットワークが担当。国際ニュースはCNNの強力なネットワークによって正確かつ最新の情報が提供されています。ウェブ版も同様のポリシーで運営され、スマートフォンからも簡単にアクセスできます。

04. The Indian Express

インディアン・エクスプレス|https://indianexpress.com/

インディアン・エクスプレスは1931年にムンバイ(インド)で創立された同名の英字新聞によって運営されているニュース系メディアです。ウェブ版では紙面では取り上げるチャンスのない情報も適切に取り上げるなど、インド国内外のさまざまなニュースを提供。TwitterやFacebookなどのSNSメディアを積極的に活用し、多角的なメディア展開を進めており、紙面と比較してより若いジェネレーションからの利用が多いというのもうなずけます。

 

インドのメディアに加えて 中国やパキスタンのサイトもランクイン

05. FIRSTPOST

ファースト・ポスト|https://www.firstpost.com/

ファースト・ポストはムンバイ(インド)を拠点とするネットワーク18というメディア・カンパニーが展開するニュース系メディアです。インドで同様に多くのトラフィックを集めているニュース系メディア「ニュース18」とはグループの関係にあり、インド国内外の最新ニュースに加えてビジネスや政治、テクノロジー、スポーツそしてエンターテインメントなど多くのジャンルをカバー。読み物型記事だけでなく映像を活用したコンテンツも数多く配信しています。

06. The Economic Times

エコノミック・タイムズ|https://economictimes.indiatimes.com/

エコノミック・タイムズは1961年創立のインドのビジネス関連ニュース専門誌がインターネットで展開しているニュース系メディアです。ビジネス系のニュース・ペーパーの代表格はアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルですが、エコノミック・タイムズは英字のビジネス・ニュース紙としてはその次に読まれているというデータも。ウェブ版ではインドのドメスティックなファイナンシャル・ニュースや海外の経済トピック、株価などにおいて、24時間体制でフレッシュな情報を配信しています。

07. The Hindu

ザ・ヒンドゥ|https://www.thehindu.com/

ザ・ヒンドゥは1878年にローンチしたインドのデイリー・ペーパーによって運営されているニュース系メディアです。創立当初はウィークリーでの発信としていましたが、1889年からはデイリーとして発刊。ウェブ版は2009年8月にローンチしています。ウェブ版はインド国外のパートナー企業とのコラボレーションとし、アメリカ(デザイン)や北欧(システム)のカンパニーと共同で構築することでグローバルなセンスを獲得。インド国内外の話題のニュースをコンスタントに提供しています。

08. Zee News

ジー・ニュース|http://zeenews.india.com/

ジー・ニュースは1999年にスタートしたインドのニュース専門チャンネルが提供するニュース系メディアです。インドの多くのグローバル系チャンネルが英語を使用しているのに対し、ジー・ニュースはヒンディー語で放送。ウェブ版では英語を採用することで英語圏のユーザーにも積極的にアピールしており、ビデオ・コンテンツやストリーミングを駆使して映像コンテンツをメインに配信しています。ドメスティックな話題から世界のニュース、テクノロジーやビジネス、ライフスタイルやエンターテインメントなどのジャンルはもちろん、インドらしいクリケット専門ページもあります。

09. China Daily

チャイナ・デイリー|http://www.chinadaily.com.cn/

チャイナ・デイリー(中国日报)は中国本土のなかでもっともメジャーな英字新聞が手がけるニュース系メディアです。新聞自体の創立は1981年であり、それから14年後の1995年にウェブ版のサービスがスタート。取材をするための拠点は中国全土にあり、紙面もウェブ版も常に最新情報にフォーカスして発信しています。特にウェブ版はトータルのアクセス数のなんと6割が海外からであり、アジアを代表する巨大な国家である中国について海外から大きな注目が集まっていることがわかります。

10. The Daily Jang

デイリー・ジャング|https://jang.com.pk/

デイリー・ジャングはウルドゥー語で配信されているパキスタンのニュース系メディアです。カラチを拠点都市1939年にローンチしたもっとも歴史のある国営ニュース・メディアであり、カラチ以外にもケッタやラワルピンディなど国内にいくつもの拠点を持ち、ほかにもバーミンガム(英国)にもヨーロッパ向けの拠点を持っています。ウルドゥー語でグローバル展開を行うニュース系メディアはきわめて珍しく、パキスタン国内のさまざまなニュースに加えて世界各地の情勢を伝えています。

 

このように、アジア地域で多くのアクセスを集めるニュース系メディアは人口の多いインドが占めていることがわかります。もちろん取り扱うコンテンツはインド国内に限定されているわけではなく、アメリカやヨーロッパなどグローバルな最新ニュースをカバー。インドの国内情勢を知りたいと考える海外からのアクセスも多く、今後もアクセスの増加が見込まれています。

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投稿者プロフィール

ShigekatsuOkada
ShigekatsuOkada
編プロを経てフリーのIT系ライターに。スタートアップやVC関連に興味あり。IT分野では機械学習、クラウド、ビッグデータ、データ、IoTなどの分野が得意ジャンル。