中国2強SNS、「WeChat」と「Weibo」の違いとは?

今、中国マーケティングには欠かせない存在となっているSNS。

中国圏の人々が、毎日、情報収集や共有、コミュニケーションなどで活用しています。中でも、特に人気があるのがWeibo(微博/ウェイボー)とWeChat(微信/ウィーチャット)です。呼び名が似ているこの2つは、どのような違いがあるのか、知っていますか?
そこで今回は、中国マーケティングに取り組む際に知っておきたい、WeiboとWeChatの違いと使い分け方をご紹介いたします。

 

Weibo(微博・ウェイボー)とは?

Weiboは、SINA(新浪/シナ)という中国の会社が運営するSNSで、「ミニブログサイト」とも呼ばれるSNSです。個人アカウントの登録数は約5.6億と巨大な規模を誇ります(2016年8月時)。

Weiboの特徴としましては、TwitterやFacebookに似ており、基本的に個人が多数へ向けて情報発信する用途で使用されます。つまりLINEなどのチャットツールとは異なるというわけです。この点が、次に紹介するWeChatと異なることの一つです。

 

WeChat(微信・ウィーチャット)とは?

一方、WeChatは、Tencent(腾讯/テンセント)という中国の会社が運営するSNSで、LINEやメッセンジャーのようにチャットツールとしての基本機能を持つものです。2016年3月のデータでは、登録ユーザー数は11億を超えており、Weiboより圧倒的に勝っています。
企業のプロモーションとしての企業アカウントも存在しますが、基本的には個人ユーザー同士が、友人との交流を目的に利用する他、予約や決済、ゲームなど生活に欠かせないツールとなっています。

 

WeiboとWeChatの違いと使い分け方

先にも紹介したように、この2つのSNSの大きな違いは、「TwitterやFacebook」と「LINEやメッセンジャー」との違いに似ています。
自分が情報発信をするのをメインとしながら、情報をシェアし合うことで交流するのか、それともチャットの会話を通じて直接、情報交換・コミュニケーションを取るかの違いです。
WeiboとWeChatのユーザーの利用用途に合わせて、中国へのマーケティングを変えていくことで、より成果を上げることができると考えられます。

では、具体的にはどのように使い分ければいいのでしょうか?それぞれの特性と使い分け方をみていきましょう。

 

Weiboは「公式情報の発信」向き

企業がWeiboを使用して中国におけるマーケティング活動を行う場合、「情報発信の源」としての利用価値があります。TwitterやFacebookの公式アカウントページから情報を発信していくのと同じように、Weiboにおいても、不特定多数のユーザーに自社の公式情報を広く発信していくことができます。さらにWeiboは情報の拡散にも長けていることから、自社のブランドイメージを強化することに向いているといえます。

公式アカウントに登録すると利用できる「微博Feed広告」や「微博イベントツール」を使えば、フォロワーだけでなく広いユーザーへ必要な情報を届けることができます。
「微博Feed広告」はFacebookのタイムライン広告のように表示ができ、自社の情報を見てほしいターゲットのユーザーに配信することが可能です。
「微博イベントツール」では、クーポンの配布やプレゼントキャンペーン、サンプル配布などが実施できます。例えば、キャンペーンへの参加条件を「公式アカウントフォロー」などにして、フォロワー数増加を図っている企業もあります。

 

WeChaは「既知サービス告知・ファン集め」向き

WeChatは、広く情報発信するというよりも、既に認知されているサービスの告知や、ファン・コアユーザーを集めるのに向いています。LINEと同様に、ユーザーと直接チャット画面を通じてコミュニケーションできるため、一人一人に親密なメッセージを発信することもできます。
Weiboは、不特定多数のユーザーに対してキャンペーンを告知し、店舗へ誘導するのが得意である一方、WeChatは、チャットやクーポン配布などのやりとりをしてファンになってもらい、オフラインの実店舗へ誘導するといった使い方などが可能です。

 

まとめ 

WeiboとWeChat、この2つのSNSは、どちらもユーザーたちが最新情報を取得するのに便利なツールであることは共通しています。それぞれの特性を活かして、両方を使い分けることで、より中国マーケティングの成果を上げることができるでしょう。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。