訪日中国人利用者の多い中国SNSアプリとは?

訪日中国人は自国で使用しているさまざまなアプリを使用して、日本での観光や買い物をよりお得に、より便利なものにしています。インバウンドマーケティングを行う企業や、店舗販促を行う企業にとって、多くの訪日中国人が利用するSNSアプリを活用することで、期待する効果を得ることができる可能性があります。

そこで今回は、訪日中国人利用者の多い中国SNSアプリや、それらが日本でどのようにして活用されているのかをご紹介いたします。

 

訪日中国人利用者の多い中国SNSアプリ

Quest Mobile(贵士移动)というモバイルインターネット専門調査研究会社が発表した、2016年3月度の中国におけるスマートフォンアプリに関する調査結果において、月間アクティブユーザー数のランキングが公表されました。

中でも、AndroidとiOS端末どちらもランキング上位に挙がっていたのが、次の3つのアプリです。

 

WeChat(微信/ウィーチャット)

WeChat(微信/ウィーチャット)は言わずと知れた、中国で最も普及しているといわれるインスタントメッセンジャーアプリです。2018年3月時点で、月間アクティブユーザー数が10億人を突破しました。アカウントを取得した各ユーザーはチャットメッセージをテキストやボイスメッセージ、動画通話でやりとりすることができます。

チャット以外にも機能が豊富です。例えば「モーメンツ」という写真やテキストを投稿・共有できる機能や「WeChat Pay(微信支付)」という銀行口座と紐づけることで買い物できる決済機能もあります。

 

Jinri Toutiao(今日条/ジンリー トウティァオ)

Jinri Toutiao(今日头条/ジンリー トウティァオ)はニュースキュレーションアプリです。タブでカテゴリが分かれており、自分の興味のあるニュースを便利に読むことができます。また動画タブもあり、動画も次々と視聴が可能です。そして、ただニュースや動画を楽しめるだけでなくコメント機能もついており、自由にコメントをして交流をすることができるというSNS機能も備えています。

 

QQ

QQは、WeChatと同じテンセントによるチャットツールです。主にパソコンのインスタントメッセンジャーとして普及しました。今でも使用している人はいますが、WeChatが登場して以来、多くの人がWeChatのほうを率先して利用するようになったともいわれています。

機能としては一般的なチャットツール同様、チャット画面を開いてチャットができることに加えて、グループチャット、音声チャット、ビデオチャット、コミュニティ機能、音楽・動画ファイルの共有など幅広く他ユーザーとのやりとりが可能な機能が豊富です。

 

大衆点評(タイシュウテンピョウ)

「大衆点評」は2003年4月にサービス提供を開始した、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する中国最大の生活情報アプリです。”中国最大のグルメナビサイト”と評されることが多いですが、掲載情報はレストランに留まらず、ショッピング、エンターテイメント、ホテル、サロン、クリニックなど3300万件以上の登録店舗数があります。全世界の1000を超える国と地域をカバーし、登録ユーザー数は6億人、月間アクティブユーザーは2.5億人に達しています。

中国政府提供のデータによると、日本を訪れる中国人FIT旅行者(海外個人旅行者)の45%が旅行前に大衆点評のレビューを参考にしており、日本へ旅行する中国人にとって欠かせない情報ツールになっています。また、店舗情報やレビュー以外にも各種割引特典付きチケットなどが多数掲載されており人気を支える理由の1つとなっています。

 

中国SNSは日本でどう使われている?

訪日中国人たちは、前述の中国SNSを日本に訪れたときもフル活用しているようです。具体的に中国SNSがどのように使われているのかみていきましょう。

 

チャットメッセージでコミュニケーション

やはり、チャットメッセージやボイスチャットで家族や友人たちと直接コミュニケーションを取るのが一般的です。日本の商品の購入を頼まれることも多くあります。また他ユーザーから日本の現地でお得な情報を入手するなどする場合もあるでしょう。

 

動画で観光地情報を確認

訪日中国人は、日本に来る前から買い物リストや観光計画を綿密に作成する傾向があります。そのため、日本の観光地情報もネットやスマホアプリ上で収集しています。日本に訪れてからも、観光地の動画などを見て予習をしたり行き先を決めたりしているものと考えられます。

 

店舗・企業公式アカウントで安売り情報をチェック

訪日中国人は、買い物するときに口コミ情報を欠かさずチェックしています。さらに、店舗や企業の公式アカウントをフォローし、その安売り情報などお得な情報をチェックしているユーザーが多いようです。クーポンなどがあれば、より一層店舗に訪れるでしょう。

 

まとめ

訪日中国人たちは、日本においても中国SNSをフル活用しています。インバウンドマーケティングを実施する際には、中国SNSで彼らとコミュニケーションを取ることは欠かせません。公式アカウントはもちろん、口コミマーケティングも駆使しながら、実施していくことが重要といえます。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。