世界のアニメクリエーター愛用!<br>2Dアニメーションソフトウェア・ツール編

今やテレビ番組や劇場映画として浸透しているアニメ動画。数十年前まではアニメーション制作会社でしか作ることができなかった作品も、技術が著しく進化した現在は、自宅のパソコン上のみならず、ついには携帯端末を使ってどこでもアニメ制作が可能になっています。

そこで今回は、有名なウォルト・ディズニー・カンパニーや米国の人気カートゥーン、そして多くのプロアニメーターたちが利用している、話題の2Dアニメ制作ソフトウェアをご紹介していきたいと思います。

 

Toon Boom Harmony

Source: https://docs.toonboom.com/

Toon Boom Animation社が開発した「Toon Boom Harmony」は、世界122か国のアニメ制作スタジオなどで採用され、ディズニーやワーナーブラザーズなどの大手アニメーションスタジオも使用している2Dアニメ制作ソフトです。

本ソフトでは、日本で一般的に行われるペーパーアニメーションの手法をデジタル化した「タイムシート機能」、他のアニメ制作ソフトウェアと連携しやすい設計、アーティストの自由な表現をサポートするベクター・ビットマップ形式への両対応など、アニメ制作における魅力的な機能が充実しています。

そして人気アニメ映画『君の名は。』を手掛けたコミックス・ウェーブ・フィルム社のアニメ監督である山本蒼美氏も、本ソフトウェアについて「従来の作画のみならず、作画として描いたものに対しプラスαで手を加えられる点においても、素晴らしく使い勝手の良いソフトだ」と称賛するほどです。

 

CrazyTalk Animator

Source: https://www.reallusion.com/crazytalk-animator/

「CrazyTalk Animator」は、世界で最も簡単に2Dアニメーションが制作できるソフトウェアでと言われ、あらゆるレベルのユーザーが最小限の作業でプロレベルのアニメーションを作ることができるとされています。

本ソフトはアニメーション関連の機能が追加されたことによって、より幅広い表現方法が備わっています。また、フリーボーンツールやキャラクターテンプレートを使用することで、2Dのキャラクターを3Dの観点で操作することが可能になり、どんな画像・イラストも、命を吹き込んだかのように動き出します。

さらにCrazyTalk Animatorでは、つい最近登場した「iPhone X」の専用アプリ『LIVE FACE』 を使うことにより、リアルタイムで2Dキャラクター用の顔モーションキャプチャが行えます。最先端の技術によって、自由度の高いアニメーション制作を実現しています。

 

DigiCel FlipBook

Source: https://digicel.net/

「FlipBook」はDigiCel社開発の主要2Dアニメソフトウェアであり、ウォルト・ディズニーのベテランアニメーターとして知られるエリック・ゴールドバーグやドン・ブルースもオススメしている製品です。

本ソフトの一番の特徴といえば、アニメーションの伝統ともいえる「コマ絵」を用いていることです。これにより、プログラム上で実際に絵を描いて着色し、コマ再生してアニメを作ることができます。さらにFlipBookでは比較的シンプルなユーザーインターフェースを取り入れているので、難しい操作もないことが魅力です。

 

Stop Motion Studio

Image source: https://www.cateater.com/

日本の児童向け番組でも度々採用されている「コマ撮り」。そのような作品制作が簡単にできてしまうのが、手軽にストップモーション動画を作成できる「Stop Motion Studio」です。

対象を少しずつ動かしながら撮影し、写真を連続で再生する。一見するとシンプルではあるものの、撮った写真を映像編集ソフトで繋いでその後微調整するなど、以外に作業は面倒です。しかし本アプリは、直感的でシンプルな操作を実現しており、ベテランのアニメーターから、コマ撮りを始めたばかりのユーザー、さらには子供たちでさえもコマ撮り作品が作れるなど、あらゆる年齢層に使いやすいソフトです。

さらにStop Motion Studioの一番の魅力といえば、「カメラで写真を撮り、パソコンに移して、編集ソフトで加工する」といったプロセスをスマートフォン一つで完了できてしまうことです。さらにそれらをオンライン経由でシェアできることですのは、モバイルアプリだからこそ成せることでしょう。

 

MOHO Debut

Source: https://my.smithmicro.com/anime-studio-debut.html

「MOHO Debut」は、2Dアニメーションソフトウェアを開発しているSmith Micro Software社が作り上げた、アニメーションを楽しく且つ簡単に作成できるソフトです。本ソフトにはビギナーモードという機能も搭載されており、初心者でも手順に沿うだけで簡単な作品が作れます。

MOHO Debutでは、ボーンを使用した「ボーンリギングシステム」や、ボーンを移動した際にリグ内の全ボーンがまとめて移動する「オートフリーズポーズ」、アニメーション可能なキャラクターを簡単に作成できる「キャラクターウィザード」など、アニメ制作に必要な機能も充実しています。

いかがだったでしょうか?滑らかな動きと仕草から、多くの人々を魅了して止まない2Dアニメーション。世界各地では今でも、才能あるアニメーターたちが作品作りに精を出しているに違いありません。ユーザーの需要に応え続ける2Dアニメ制作ソフトの今後の進歩から目が離せません。

 

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投稿者プロフィール

宇佐美 海太
宇佐美 海太
1985年東京生まれ。ポルトガル留学後、早稲田大学国際教養学部卒業。
大手製造業の映像プロデューサーとして各種PR動画の企画・プロデュースに従事した後、「日本と海外をつなぎたい」と決意し、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。グローバルブランディングチーム プロデューサー として、多数のクライアントの海外向けコミュニケーションデザインを通じ、お客様と世界をつなぐコミュニケーション創造に心血を注ぐ。趣味はプロレス鑑賞。