中国のSNS事情!日本と違う中国でのSNSの使い方とは

中国では、ユーザーのSNS活用が非常に進んでおり、もはや“インフラ”になっているとも言われています。日本でもSNSを利用しているユーザーは多いものの、中国にはまだまだ及びません。そんな中国では、日本とは異なるSNSの使い方がされています。そこで今回は、日本とは異なる中国でのSNSの利用方法をご紹介します。

 

中国SNS事情

まずは中国のSNS最新事情を知っておきましょう。

中国互聯網絡信息中心(CNNIC)が実施した「中国インターネット発展状況統計(中国互聯網絡発展状況統計報告)」の2018年6月の結果によると、SNS利用が多いとみられるモバイル向けインターネットサービスのうち、利用率の多いもののトップ3は「インスタントメッセージ」95.2%、「ニュース」80.1%、「検索エンジン」80.9%となっていました。そして「音楽」「動画」「決済」「ショッピング」と続きます。また、中国の2大SNSの一つであるWeibo(微博・ウェイボー)は、14位で40.1%の利用率となっています。

2017年に猟豹全球智庫という調査会社が実施した調査によると、簡体字中国語設定のスマートフォンにおける、週に1回以上の「アクティブ利用率」のトップ3は、テンセントの「WeChat(微信・ウィーチャット)」82%、同じくテンセントの「QQ」36.4%、新浪公司の「Weibo」5.9%が占めていました。WeChatとQQはいずれもインスタントメッセンジャーであることから、先の中国インターネット発展状況統計においてもトップだった「インスタントメッセージ」においては、WeChatとQQが大いに利用されていると考えられます。

 

中国でのSNSの変わった利用方法

先の調査でも推察できる通り、中国におけるSNS利用用途の大半はインスタントメッセージ利用となっています。イメージとしては、日本で普及しているLINEやFacebookメッセンジャーのようなものですが、中国ではインスタントメッセージ機能の他に、SNSを次の用途で利用しているといわれています。日本とは少し異なる変わった使い方をみていきましょう。

財布代わりの利用

WeChatには、決済機能であるWeChat Payがあります。これは中国の銀行口座に紐付くペイメント機能で、本人確認と口座登録を行うことで利用できるものです。QRコード決済、オンライン決済など様々な支払いに対応しています。実際、WeChat Payは自動販売機の代金支払いやスーパーでの買い物、外食店舗での支払い、公共料金の支払いにまで対応しています。まさに財布代わりにSNSが利用されており、中国人は財布を持たないとまで言われるほどです。

WeChat上でショッピング

WeChat上で、ショッピングをすることも可能です。WeChat内に自社の越境ECサイトを構築するサービスもあり、WeChatから離れることなく買い物体験をユーザーに提供することができます。WeChat Payでの支払いができるショップであれば、ワンストップでショッピングが可能になるので、さらに便利に使ってもらえるでしょう。

WeChatを名刺・身分証・証明書代わりに

WeChatは、名刺や身分証、証明書代わりにも使われています。WeChatには、「WeChat ID」というものがあり、中国では名刺代わりにWeChat IDを交換する習慣があります。ビジネスマンたちが名刺交換の代わりに、WeChat IDを交換し合うことが多くあります。

また健康保険証や診察券といったいわゆる電子身分証明書の機能も出てきています。対応している病院であれば、予約や診察、処方箋の受け取りなどがWeChat上で行えます。また一部の地域では電子運転免許証として使えるようにもなっています。

 

まとめ

中国のSNS事情とSNSの日本とは少し異なった用途についてご紹介しました。財布やショッピング以外にも、名刺や証明書など日本におけるSNS利用実態からすれば真新しい使い方もあります。生活の中に浸透している中国SNSについてさらに深く知ることで、日本企業は中国マーケティングに役立てられるでしょう。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。