まだまだ人気は衰えていない!!<br>中国SNS「Weibo」の、今さら聞けない基本と使い方

Weiboは、中国で広く普及しているSNSの一つです。中国では「微博」と表記し、「ミニブログ」という意味を持ちます。私たち日本人からすれば、FacebookやTwitterに似ているツールといったほうがイメージしやすいかもしれません。
巷では「Weiboはもう古い」などと囁かれているところもありますが、まだまだ成長し続けている人気のSNSなのです。

このWeiboは、中国だけでなく海外からも、マーケティングツールとしてももちろん活用されており、すでに日本でも多くの企業がWeiboを用いたマーケティングを実施しています。
そこで今回は、Weiboのユーザー数や使われ方、日本企業のマーケティングツールとしての使い方をご紹介します。

Weiboとは?

Weiboはユーザーが情報を投稿し、それに対して評価・反応したり、シェアをしたりすることによってコミュニケーションを行う、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。昨今、中国全土、及び台湾、香港など中国人がいるところであれば、どこでも使われているといっても過言ではありません。

 

Weiboのユーザー数

Weiboには、TwitterやFacebookと同様、個人アカウントや企業アカウントなどがあります。
登録者数は約7.6億人にも上ります。月間アクティブユーザー数は約4.46億人。1日当たりのアクティブユーザーは1.95億人になります。(2018年9月時点)

他の世界的なSNSの月間アクティブユーザー数と比較してみると、いかにその普及度がすごいかが分かります。
例えば、Facebookの月間アクティブユーザー数は約22億人、Twitterは約3.3億人、Instagramのユーザー数は約10億人(2018年6月~9月時点)。これらは世界全体の数値であるため、中国圏内の人々だけで、約4.46億人というのはいかに膨大な数の人が利用しているかが分かるかと思います。

Weiboのユーザー属性

Weiboのユーザーの男女比は半々ずつで、下は17歳くらいから、30代前半くらいまでの人がメインユーザーです。また、学歴も大卒が多く、高年収の層が40%ほど存在します。
このことから、Weiboのユーザー像として例えば「少し有名企業に勤めているエリートビジネスパーソンで、ある程度購買力がある人」のような人がイメージできます。
特に中国人の消費者たちは疑い深く、慎重にものを選ぶ傾向があるといわれています。Weiboを活用するのは、企業からの情報だけでなく口コミの評判などをよく見て、しっかりと吟味するためなのかもしれません。

Weiboの使い方

では、WeiboユーザーたちはWeiboを用いて主に何をしているのでしょうか。
基本的には、TwitterやFacebookと同じように自由に情報を投稿しては、ユーザー同士で「いいね!」のような評価やコメント、シェアなどのコミュニケーションを行っています。投稿文は、中国語で2000文字までです。

また、Weiboはユーザーが買い物をするときに活用するケースが多いといわれています。例えば、次のようなさまざまなパターンがあります。
・Weiboに配信されている広告経由でECサイトへ飛ぶ
・Weiboで自分がフォローしている企業公式アカウントからECサイトへ飛ぶ
・Weibo内の友人からのオススメでECサイトへ飛ぶ
Weiboは、TwitterやFacebookと同じようにユーザーが思い思いにコミュニケーションを取ったり、情報収集をしたり、買い物を楽しんだりと、さまざまな角度から活用されています。

 

マーケティングツールとしてのWeiboの使い方

購買力も高く、アクティブユーザーも多いこのWeiboはマーケティングを行うのには非常に魅力的な存在です。多くの日本企業も自社アカウントを取得しており、さまざまなプロモーションを行っています。
このように、マーケティングツールとして企業がWeiboを活用する場合、具体的にはどのような使い方があるのでしょうか。基本的な使い方をご紹介します。

公式アカウントをつくる

企業がWeiboをマーケティングツールとして活用する場合、欠かせないのが公式アカウントを開設することです。Weiboで開設できるアカウントには、大きく分けて2つあります。
一つが「一般アカウント」、もう一つが「公式アカウント」です。
一般アカウントは、非公式なので誰でも開設できます。
一方、公式アカウントは認証が必要になり、企業アカウントと個人アカウントがあります。
企業がアカウントを開設する場合、「企業認証公式アカウント」を取得することになります。

情報発信する

企業が公式アカウントを取得すると、自社の発信したい情報をアカウントページから発信していくことができるようになります。多くの個人ユーザーたちは、Weiboを情報収集の場所として活用しています。最新のニュースを得たり、興味のある企業をフォローしたりすることで、自分好みの情報を手に入れて、ときには友達にシェアします。
企業アカウントを通じてWeibo上から情報発信していくことは、莫大な数にも上るユーザーの間で拡散される可能性があるという、大きなメリットがあります。

自社アカウントのデータを分析する

この企業公式アカウントを取得することで、企業はマーケティング活動が効率的に行えるようになります。例えば管理画面からの業界分析や、フォロワーの属性、投稿コンテンツの人気度の分析など、PDCAを行い運用していくことが可能です。

4つのツールを活用する

Weiboには、企業がプロモーションを行うために、次の4つのツールが用意されています。
微博イベントツール、微博Feed広告、微博Adネットワーク、微博ファンサービスです。それぞれ、次のようなことが行えます。

  • 微博Feed広告…タイムライン上などに広告が配信できます。ユーザーの属性ごとにターゲットを絞って配信することが可能です。
  • 微博イベントツール…キャンペーンツールです。フォローすればクーポンプレゼント、商品のサンプルを配布するなどの方法で、Weibo内で効果的に集客ができます。
  • 微博Adネットワーク…KOL(インフルエンサー)に情報発信やシェアを依頼し、拡散してもらうことができます。
  • 微博ファンサービス…フォロワーに対して、ダイレクトメッセージを送ったり、有料コンテンツを配信したりと、フォロワーとのコミュニケーションを密にとることができます。

 

まとめ

Weiboは、購買力のある層が情報シェアや拡散を行うSNS。マーケティングツールとしてまだまだ注目度の高い中国SNSです。
企業公式アカウントを取得すれば、Weibo上でマーケティング活動が容易に行えるようになります。ぜひ企業公式アカウントを取得して、中国へのマーケティングに乗り出してみましょう。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。