中国検索エンジン:市場シェア2位「360」について~基礎編~

皆さん、こんにちは!

いきなりですが、「360」とは何なのかについて、聞いたことのある方はいらっしゃいますか?「えっと、360?360度?なにそれ?」と思いますよね。

実は、「360」というのは、中国で二番目に多く使われている検索エンジンのことです!ちなみに、一番目は「百度」(Baidu、バイドゥ)です。

「360」には、「サンリュウリン」や「さんろくまる」などの読み方があります。どちらでも正しいですが、「さんろくまる」という言い方は少しかわいい感じがしますよね。

ということで今日は中国の検索エンジン「360」について紹介していただきたいと思います。「なぜ一番目のBaiduの紹介じゃなくて、二番目の360を紹介するの?」と思いますよね。実は、360は二番目多く使われているエンジンとはいえ、ユーザー層や、ユーザー印象、広告配信対象、などがBaiduとは異なっています。

まず、中国の現在の主流媒体が、ユーザーからどのような印象を持っているのかを見てください。中国のユーザーが360ブランドに対して、「安全」「頼りがある」「プロフェッショナル」の印象を持っています。対するBaiduブランドに対しては、「主流的」「国際化的」「熟成する」の印象を持っています。

なぜこのような印象を持つのかというと、360はもともとアンチウィルスのソフトとして有名なためです。360は中国のアンチウィルスソフト領域では「知らない人がいない」と言っても過言ではありません。さらに360のアンチウィルスソフトは、パソコンのユーザーの97%の人が使用しているのです!

これだけではなく、360ブランドでは、360アンチウィルスソフト、360ブラウザ、360ナビ、360モバイルアンチウィルスソフト、360ツール、360検索など、色々な商品があります。また、これらだけでなくニュースアプリ、動画アプリなどなど、360にはさまざまな商品があります。360はユーザーが一日中使用しできそうな商品を使って、ユーザーの生活に溶け込んでいます。

(中国語しかなくて申し訳ないのですが)下の図は360のマーケット配置を示しています。一列目がアンチウィルスソフト関連、二列目がツール関連で360ナビや360サーチなどがここに該当しています。三列目がニュースや動画アプリ関連で、四列目が生活サービス関連です。最後の列は、ハードウェアや360周辺関連です。ちなみに、360ルーターや、360児童用時計もあります。

※資料提供:360マーケティング研究院  画像提供:QS Search Limited.

次に、360のユーザー層について紹介していただきたいと思います。
下の図から、360の使用者において、男性使用者が女性使用者より少し多いですが、大体は五分五分と言えるでしょう。
また、特級都市や第一級都市のユーザーが全体ユーザーの42%に占めています。そして、図の左下から見れば、東の海沿岸地域に多くのユーザーが360を使っているのをわかるかと思います。これらの地域は、経済発達地域、または、経済が比較的に発達する地域です。したがって、中国の富裕層だけではなく、中間層にも広く配信しています。
富裕層だけでなく中間層のシェアが増えていることからも、中国国内全体のセキュリティに対する意識の高さが伺えます。

 

※資料提供:360マーケティング研究院  画像提供:QS Search Limited.

 

ということで今回は「360」の簡単な概要についてまとめてみました。
360はBaiduに次ぐ検索エンジンシェア2位を占める主要な検索エンジンです。また、安全性を求めるユーザーからの圧倒的な支持を得ている検索エンジンになりますので、今後も注目度は非常に高いものと思われます。

今回は簡単な概要をお話しましたが、360についての記事はシリーズ化?していく予定です。Baiduだけでなく360に対する理解度をより深め、360の最新情報も随時取り入れられるよう今後の記事についてもぜひチェックしてみてくださいね。

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投稿者プロフィール

チョウ テンキョウ
チョウ テンキョウ
中国の大学を卒業後、早稲田大学大学院に進学し修了。デジタルマーケティングの世界で活躍したいと思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在デジタルプロモーションチームのコンサルタントとして、Baiduや360のリスティング広告を中心に多くのアカウントを運用中。趣味は数学、物理と奈良旅行。