中国で利用者数急上昇中の検索エンジン「Shenma」って?

今回皆さんに紹介させていただきたいのは、現在中国の検索エンジンで二位につく「Shenma」という検索サービスです。あまり聞き馴染みのない検索エンジンかもしれませんが「Statcounter Global Stats」の調査によりますと、「Shenma」は2019年1月時点で中国検索エンジンの15.36%を占めており、なんと360検索を上回る結果だと言うのです。これほどの結果を出した「Shenma」とは一体どんな検索エンジンなのでしょうか?それでは早速Baiduも恐れる新サービス「Shenma」の詳しい内容についてご紹介していきますね。

 

Shenma とは

【Shenmaの検索画面】

まず、「Shenma」という単語は中国語で「神马」と書き、日本語訳すると「何?」という意味です。
「Shenma」はモバイルブラウザのUC WebとAlibabaの出資を受けた合弁企業で、モバイルアプリ、ショッピング、電子書籍、Alibaba製品など様々な検索が可能なサービスになります。UC Webは五億人のユーザーを抱えており、「シェア五割」を自称するモバイルウェブブラウザです。2014年で中国のインターネット大手のAlibabaと組んで開始した「Shenma」はBaiduに正面から対抗するサービスとなり、中国の検索エンジンに大きな衝撃を与える存在となっています。

 

Shenmaの経営理念

「Shenma」の強みはモバイル検索です。PC端末のシェアがわずか0.66%である一方、モバイル端末での利用率は20.97%も占めています。なぜこのようなことが起きったのでしょうか?それは「shenma」の経営理念が大きく関わっているのです。UC Webの前CEOであるYU YONGFU氏は「PCとモバイルがマージしている」と語り、モバイルの重要さを説いています。YU氏はモバイルの影響により現在PCで強かった企業が苦戦していると述べており、例としてはプロセッサのIntel、OSのMicrosoftなどを挙げています。また、BaiduはPCの検索エンジンに強いですが、モバイルに関しては強いわけではなく、現状としてはモバイル検索を率いるリーダーはいないとYU氏は述べています。同時に、モバイル検索は画面の広いPCが採用してきた広告モデルとは異なるビジネスモデルになるだろうと予測し、「Shenma」自身がリーダーとして積極模索していく意向を示しているのです。

 

Shenmaのビジネスモデル

Shenmaの公式ウェブサイトには「私たちはTaobaoでもない、Baiduでもないが、インターネット上のあらゆる商品の参考情報とデータを所有しているため信頼ができるのです。」と記載があり、さらに検索エンジンだけでなくApp storeの構築にも力を入れているのだというのです。
まさに検索エンジンとApp storeを共に提供している総合的なプラットフォームですね。

モバイルSEOに対する示唆

また、現在半数以上のネットユーザーはPCではなく自分のスマートフォンを使って製品やサービスを発見、評価、購入しています。その数は驚くほど速く増加しています。確かに普段の自分の検索やWebの閲覧を振り返ってみると圧倒的にスマホを握っている時間が長く、モバイルサイトを見ている方が多いですよね。こんなトレンドの中、未来のSEO戦略に向けてモバイルSEOの位置づけがますます重要されていくのだと思っています。具体的にいうと、ユーザー体験の向上のためにするべきことが三つあります。

  1. モバイルフレンドリー:サイトがモバイル端末を使用するユーザーにとって、使いやすい、見やすいなどユーザー体験を損ねないこと
  2. モバイルファーストインデックス:これまでの評価軸が転換し、モバイルサイトの評価がメインで評価されるようになること
  3. Accelerated Mobile Pages: ページをとにかく早く表示させる新しい手法のこと

これらは「Shenma」を活用する際にも非常に重要な指針となりますのでしっかりと頭に入れておきましょう。

 

まとめ

ということで今回は、現在中国で注目の集まっている検索エンジン「Shenma」についてまとめてみました。
「Shenma」はモバイル検索を率いるリーダーとして今後も伸びていくと予想がされますし、モバイルの重要性がさらに高まっていくことは容易に想像できます。ぜひあなたも「Shenma」を活用して新しい時代の流れに乗り、貴社の商品・サービスをより多くの人に届けていただければ幸いです。

 

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投稿者プロフィール

チョウ テンキョウ
チョウ テンキョウ
中国の大学を卒業後、早稲田大学大学院に進学し修了。デジタルマーケティングの世界で活躍したいと思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在デジタルプロモーションチームのコンサルタントとして、Baiduや360のリスティング広告を中心に多くのアカウントを運用中。趣味は数学、物理と奈良旅行。