急成長するフィリピンeコマース市場の現状とトレンドは?

東南アジアにおいて、近年政治的にも観光的にも注目されているフィリピンは、日本や韓国ほどの先進国ではないものの、その総人口の半数以上(おおよそ6700万人)が、携帯端末やSNS、モバイルアプリといったデジタル製品・サービスを利用しているとされます。

さらに最近では国内のeコマース市場が急速に成長しており、国内外の多くの企業が顧客を確保しようと、オンラインサービスを展開しています。

そこで今回は、著しい成長をみせるフィリピンのeコマース市場の現状とトレンドについてご紹介していきたいと思います。

 

フィリピンの総人口およびデジタルユーザー数について

2018年1月時点でのフィリピンの総人口は約1億600万人でした。その内の6700万人はインターネットサービスを利用しており、興味深いことにソーシャルメディアを利用しているユーザー数も6700万人となっています。さらにその内の6100万人はモバイルユーザーとなっているほか、携帯上のソーシャルサービスの利用者は6200万でした。

Image source:https://aseanup.com/insights-trends-e-commerce-philippines/

インターネットユーザーがこれほどまでに急増している理由は、国内の遠距離通信のインフラストラクチャーが改善されてきており、それに伴ってインターネット環境にアクセスできる人々の比率が高まっているためです。また、スターモバイルやチェリーモバイルといった、フィリピンの現地企業が開発した携帯電話が、海外ブランドよりも遥かに安価で販売されているため、低コストでモバイル端末が購入できるのも要因の一つです。

 

国内eコマース市場のデータおよびトレンドについて

統計サイト「Statista」にて公開されている、フィリピンのeコマース市場および消費者のデータによれば:

  • 2018年における国内のeコマース市場の収益は実に4億米ドル
  • 2018年から2022年にかけての年間成長率は12%であり、2022年の市場規模は13億米ドルになると予想される
  • 最も大きなセグメントは電子機器およびメディアであり、2022年には34億米ドルに上る
  • ユーザーの市場浸透率は2018年は1%で、2022年には46.5%まで増加すると期待されている
  • ユーザーあたりの平均収益:2018年は8米ドル

また、アイルランドに拠点を置く「eShopWorld」のリサーチによれば、オンラインショッピング、つまりeコマースユーザーの数は2018年に3775万人を記録しており、2022年にはさらに1802万人も増加すると予想されています。

Image source:https://www.eshopworld.com/blog/philippines-ecommerce-insights-2018/

同社がカテゴライズしたeコマースサービスのグラフによれば、電子機器およびメディアが最も人気の高い製品・サービスであり、続いて玩具、ホビーなどが続いています。2022年も引き続きこれらのカテゴリーが上位を占めると見込まれています。

Image source:https://www.eshopworld.com/blog/philippines-ecommerce-insights-2018/

同社はこの他にも、フィリピン国内のオンラインショッピング時に利用されている決済データを持っており、そのデータによると、47%が着払いを利用し、次いで銀行振替、クレジットカード、最も少ないのがPaypalとなっています。

Image source:https://www.eshopworld.com/blog/philippines-ecommerce-insights-2018/

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今やフィリピンでは、国民の2人に1人はインターネットを利用しているほど、デジタルユーザーが非常に多い国へと変わりました。そしてこれは、eコマース関連の事業やサービスを展開するのにとても適した環境であり、大きなポテンシャルを秘めているといえます。

またソーシャルメディアサービスが非常に利用されているフィリピンでは、ECサイトの広告手法としてFacebookやTwitterなどのSNSの広告も重要になります。特にフィリピンではフェイスブックユーザーが6700万人と群を抜いて多く、一方で日本国内ではメジャーなSNSであるTwitterユーザーは200万人と少なく、その影響力は極めて小さいといえるでしょう。

 

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投稿者プロフィール

矢崎 章裕
矢崎 章裕
株式会社インフォキュービック・ジャパン Social Media Marketing Team Manager
長野県生まれ。同志社大学卒業。大学在学中カナダへ留学しグローバルビジネスについて学んだのをきっかけに「グローバル視点での仕事に携わりたい」と思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。Digital Marketing Teamにて、中小企業から大企業における、国内&国外のクライアントのプロモーションを担当。現在はSocial Media Teamにてサービス立ち上げおよび海外メディア開拓に従事する。趣味は、散歩。