世界で人気のモバイルゲーム開発ソフトウェア3選

近年エンターテインメントやスポーツの一部として世界中で浸透し、どこのショッピングセンターでも一度は見かけるようになったビデオゲーム。その勢いは数十年前に初めてビデオゲームが世に出始めた頃から衰えることなく、今日ではいつでもどこでも遊べるスマートフォン向けのモバイルゲームが毎日のように世界中でリリースされています。

数年前までは、主に大手ゲームメーカーなどにより家庭用ゲームがリリースされていましたが、近年は個人のデベロッパーでもモバイルゲーム市場に参入することができるようになりました。その背景には、誰でも手軽にゲームを創作できる優秀なゲーム・エンジンが関わっています。

そこで今回は、そんな優秀なソフトウェアの中でも、多くの企業・ユーザーが利用している人気のモバイルゲーム開発ソフトウェアをご紹介していきます。

unreal engine

Image source:https://www.unrealengine.com/en-US/

『Unreal Engine』は、EPIC GAMESによって作成されたソフトウェアの一つで、1998年にリリースされて以来、現在も業界でトップを走り続けている、最も人気のあるソフトウェアです。

Unreal Engineでは綺麗な映像を簡易に作り出すことが可能で、FPSやRPGを始めとして、ほぼ全てのジャンルのゲームを制作することができます。多くの大手海外ゲームメーカーに利用されているほか、日本国内でもバンダイナムコやカプコン、スクウェア・エニックスなどの大手ゲームメーカーが利用しています。

さらに最近リリースされた最新版のUnreal Engine 4は、従来のバージョンに比べてより使いやすくなっており、個人デベロッパーでも優れたゲーム開発を可能にしてくれます。

またUnreal Engineは様々なプラットフォーム用のゲーム制作に対応しており、Windows、Mac、Linux、Android、iPhone、PS4、Xbox One SteamOS、HTML5向けのゲームが作れるのも強みの一つです。

 

Unity

 

Image source:https://unity.com/

『Unity』はUnreal Engineに次いでユーザー数の多い人気のソフトウェアで、その優れた機能性、高品質なコンテンツ、ほぼ全てのジャンルに使えるという利点から、多くのインディーズ開発者にも愛用されています。

Unityにはプロフェッショナル版とパーソナル版が存在し、特に後者は同ブランドがユーザーの支持を集めている理由の一つにもなっています。パーソナル版は無料でダウンロードできるにもかかわらず、プロ版に引けを取らないほどの充実の機能が人気の秘密です。特に最新版である「Unity 5」に関しては以下の機能がユーザーに人気です:

  • パフォーマンスの最適化に必要な機能(LOD,Occulusion Culling, Profilerなど)
  • 高度なグラフィック機能(リアルタイムシャドウ、HDR、light probe、イメージエフェクト)
  • アセットのストリーミング(シーンを実行しつつ裏でデータを読み込む機能)

上記のような機能が無料で利用できるようになることが、Unity最大の強みといえるでしょう。また、最近では多くのウェブゲームデベロッパーが、脆弱性が指摘されるアドビシステムズの「Adobe Flash」からUnityへの乗り換えを行っています。

 

Amazon Lumberyard

Image source:https://aws.amazon.com/lumberyard/

『Amazon Lumberyard(以下AL)』は、Crytek社の「CRYENGINE」をベースにAmazon社が開発・構築したソフトウェアです。本ソフトウェアには高性能なモジュラー式のアーキテクチャが採用されており、PCゲームやコンソールゲーム、モバイルゲームに関わらず、優れた品質を持つ作品を制作することが可能です。

またALの特筆すべき点として、「完全無料」で利用できることが挙げられます。有料のアマゾンウェブ サービス(AWS)を使う必要があるものの、ソースコードやライセンス、サブスクリプション、ロイヤリティ料金といった「Lumberyardの使用料」は実質全て無料となっています。そのため、開発チームの人数に関わらず、Lumberyardは常に無料で利用できるようになっています。またALは、FPSやサバイバルゲーム、レース系、スポーツゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称MOBA)といったジャンルのゲーム開発にも向いています。

さらにLumberyardの開発を指揮するEric Schenk氏は最近、NVIDIAの多機能カメラツール「Ansel」の導入予定や、ゲーム開発支援フレームワーク「GameWorks」との統合などを発表しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今後もますます過熱が予想されるモバイルゲーム市場では、ゲームジャンルも多岐に渡っており、極シンプルなゲームから華麗なグラフィックを売りにしたゲームまで、ユーザーの求めるゲームの形も多様化しています。それに伴い、ゲーム開発ソフトウェアもますます進化が求められていきそうです。

 

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投稿者プロフィール

宇佐美 海太
宇佐美 海太
1985年東京生まれ。ポルトガル留学後、早稲田大学国際教養学部卒業。
大手製造業の映像プロデューサーとして各種PR動画の企画・プロデュースに従事した後、「日本と海外をつなぎたい」と決意し、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在はマーケティング部のマネジャー として、多数のクライアントの海外向けコミュニケーションデザインを通じ、お客様と世界をつなぐコミュニケーション創造に心血を注ぐ。趣味はプロレス鑑賞。