日本企業が多く出店している中国越境ECサイト

中国越境ECには多くの日本企業が参加しています。中国越境ECサイトの中でも人気なのはどんなサイトなのでしょうか。そこで今回は、日本企業が多く出店している人気の中国越境ECサイトの特徴や売れ筋商品、出店している日本企業をご紹介します。

 

日本企業が出店する中国越境ECサイトとその特徴

中国越境ECに取り組んでいる日本企業はすでに多く存在します。中国越境EC市場は現在非常に盛況で伸びている状況であるため、今からでも十分取り組む価値があると言えます。
そこで、今中国越境ECでシェアを誇る4つのプラットフォームについてその特徴や出店している日本企業、売れている商品などをご紹介します。

天猫国際(T-mall国際)

プラットフォームの特徴

アリババグループによる天猫(T-mall)の越境EC版です。天猫国際の特徴は、統制が取れているところにあります。中国においては偽物や粗悪品などが横行する中で、いかに消費者に安心感と信頼感を与えるかがEC運営元にとっては急務でした。そのような中で、真っ先に取り組んだのが天猫です。天猫国際では出店基準が厳しいものとなっており、審査はもちろん必要書類の提出なども義務付けられています。これにより、しっかりとした信頼のおけるプラットフォームとなっており出店側も安心して出店できる場所となっています。

主な出店日本企業

・ユニクロ
・無印良品
・POLA

天猫国際に出店する日本企業は非常に多く、人気のモールとなっています。そのような中ユニクロ、無印良品、POLAは売れ行きが良くとても人気のショップです。

売れているもの

天猫国際では化粧品、日用品、生活家電、雑貨、おむつなど幅広いアイテムが売れています。家庭用品の中では、2018年の時点でサプリメントや化粧品が人気であり、昨今「フェイスマスク」も人気といわれています。おむつも相変わらず好調で、ユニチャームの「ムーニー」や花王の「メリーズ」は定番商品となっています。

その他、近年はユニクロのヒートテック関連、資生堂の男性向け洗顔料、ソニーのイヤホン関連なども人気のようです。

京東全球購(JD Worldwide)

プラットフォームの特徴

京東商城が運営する京東(JD.com)の越境EC版です。京東(JD.com)の一番の特徴は、Amazon のように、自社に商品を仕入れて販売する方法を採っているところにあります。
また物流についても非常に力を入れており、大規模な物流部門を保有しているのも特徴です。配送センターと配送人員の数で最大を誇っています。

主な出店日本企業

・DHC
・オムロン
・ソニー

京東全球購(JD Worldwide)にも多数の日本企業が出店しています。天猫国際同様、化粧品や電化製品など幅広いジャンルがあります。DHCやオムロン、ソニーなど日本の有名企業が名を連ねています。

売れているもの

当初、デジタル家電に特化したECモールとして始まったことから、現在でもデジタル家電には強いとされています。実際、電化製品が人気で先に挙げたオムロンやソニーのほか、Panasonic、CASIO、Canonなども出店しています。家電量販店のヤマダ電機、ECサイト運営の楽天の存在も大きいものとなっています。

網易考拉海購(Kaola.com)

プラットフォームの特徴

網易(ネットイース)が運営する越境ECサイトです。iiMedia Researchが発表した2018年上半期のデータでは、越境ECプラットフォームのシェアのうち、網易(网易)考拉が天猫国際(13.4%)と京東全球購(22.4%)を差し置いてトップになり、26.2%を占めました。
特徴は直接海外のメーカーなどから買い付けを行い、自社で販売する越境直販型モデルであることにあります。

主な出店日本企業

・ニトリ
・カルビー
・カシオ

今、最も注目を集めている越境ECサイトと言っても過言ではありません。日本企業もこぞって出店しています。ニトリやカルビー、カシオのほか、羽田空港、ヤマダ電機、楽天などが知られています。

売れているもの

Kaola.comが発表しているデータでは2016、2017年と、韓国製をはじめ、日本やヨーロッパのフェイスパックが非常に大きな売れ行きを見せたとされています。もちろん他モールと同様ベビー用品、日用品、化粧品なども人気ですが、より生活の質を向上させるものへと人気が移ってきているところもあるようです。

唯品国際(VIPSHOP国際)

 プラットフォームの特徴

唯品会(VIP.com)は、化粧品や女性向けファッションを中心としたフラッシュセールで知られるECサイトで、その越境EC版が唯品国際です。
先のiiMedia Researchが発表した2018年上半期のデータでは、第4位の12.5%となっており大手に劣らないシェアとなっています。

販売モデルは「限定販売型」というもので、メーカーもしくは正規代理店から仕入れをするものです。正規ルートであることを謳い、信頼のおけるプラットフォームとして人気です。一つの商品は、必ず一つの店でしか販売されていないしくみというのも特徴です。

主な出店日本企業

・花王
・小林製薬
・SK-II

女性向けで化粧品が強いということもあり花王やSK-IIをはじめ、コスメ関連が目立ちます。ケア用品として小林製薬も数多くアイテムがあります。

売れているもの

もともと女性客が多いといわれていることからファッション関連のアパレル、バッグ、靴、アクセサリー類や、化粧品に人気があるようです。

 

まとめ

これらのプラットフォームの情報を参考に、特徴や売れている商品の傾向などを見ながら自社に合った越境ECモールやサイトを選んでみましょう。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。