急激に拡大する中国越境EC参入のポイント解説

中国越境ECは近年急成長を遂げており、非常に拡大しています。この大きな中国越境ECに参入し、成功させるには、ポイントがあります。今回はそのポイントを解説します。
 

中国EC市場の急成長

世界の中で、中国EC市場の売上伸び率が圧倒的に高くなっています。
米国、中国、日本それぞれの市場規模を比べても、中国は特に大きくなっています。

経済産業省の「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査) 」によれば、20118年の米国、中国、日本それぞれの越境総市場規模は次の結果となりました。

日本(米国・中国から購入)…2,765億円
米国(日本・中国から購入)…13,921億円
中国(米国・日本から購入)…32,623億円

中国の購入額は3兆円を超えており、非常に高いことが分かります。内訳としては日本経由の市場規模は 15,345億円、米国経由の市場規模は 17,278億円でした。
 

日本企業が中国越境ECに続々と参入

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日本から購入する額を知れば今後、ますますチャンスを狙って日本企業が中国越境ECへと続々と参入してくることが予想できます。

それは中国の圧倒的市場規模と消費威力はもちろんのこと、日本国内での消費の低迷も背景にあります。

また、2019年1月で施行された中国の「電子商務法(電商法)」により日本メーカーへのチャンスが訪れていることも背景としてあります。

電商法では、売り手やプラットフォーム運営者はすべて公的に登録することが義務づけられました。そこでこれまで中国人消費者の不安が大きかった偽物の販売や不当な価格設定などが排除され、消費者が安心して購買することができるようになりました。
また、日本で仕入れたものを安く個人間で売買するソーシャルバイヤーが駆逐されると考えられていることから、日本のメーカーは越境ECや訪日中国人への実店舗販売を通じて自ら顧客になってもらえるチャンスが増えると想定されています。

これらを背景に今後、ますます日本企業は中国越境ECへと参入してくると考えられます。
 

中国越境EC構築・運用のポイント

運用のポイント

いざ中国における越境EC構築、及び運用を考えた場合成功させるにはいくつかのポイントがあります。

WeChat(微信・ウィーチャット)公式アカウントでフォロワー集める

中国越境ECでの集客や売上拡大に欠かせないのが、中国で利用No.1を誇るSNS、WeChatの活用です。最も効率的なのはWeChatの公式アカウントを作成しフォロワーを増やして、そのフォロワーを越境ECに誘導するやり方です。中国で知名度のある企業、知名度のない企業それぞれについて解説します。

<知名度のある企業>
ある程度、中国において知名度のある企業の場合、WeChatのフォロワーが自然と増加する可能性が高く、併せてShopCNへの流入、売上拡大につながりやすくなります。ShopCNとは内に自社越境ECサイトを構築できるサービスです。フォロワーへの直接販売が可能になることから、売上に貢献します。

<知名度のない企業>
まだ中国において知名度が多くない企業の場合、WeChatの広告配信やインフルエンサープロモーションによってフォロワーを獲得することにより、ShopCNへの流入と売り上げ拡大をはかることが効率的です。

店頭でのWeChat QRコードの設置

実店舗のある企業であれば、店頭でWeChat QRコードを設置することにより、WeChat公式アカウントへ誘導することが有効です。これにより、ShopCNへの流入も増加します。

商品の特別化

中国越境ECにおいては、販売する商品は“どこでも買えるものではない”、つまり「特別感」が重要になります。他の通販ショップや実店舗でも買えるのであれば、価格は安いほうが有利です。ShopCNのオープンセールやプレゼンキャンペーン開催により、フォロワーは興味をそそられるため売上につながりやすくなります。
 

越境ECを成功に導く「ShopCN」

wechat

ここで、越境ECを成功に導く「ShopCN」について詳しくご説明します。

越境ECに必要なシステム開発から販売開始まで一括支援を受けられる「ShopCN」サービスがあります。
ネット規制があり、簡単に越境ECサイトを構築できない中国においてWeChat内に越境ECサイトを構築でき、フォロワーに直接購入へと誘導できるしくみは便利であり売上拡大にも有効です。

またWeChat広告サービスとの連動で、集客を大幅に強化することも可能です。
 

中国越境EC成功例

ShopCNを活用することで、中国越境ECに成功した事例が多数あります。そのうち2つの事例をご紹介します。

化粧品メーカーによる通販専用販売商品の事例

ある化粧品メーカーは、通販でしか販売しない商品を、インフルエンサープロモーションで訴求しました。その後、ShopCNの売上が右肩上がりに増加し、最大で1ヶ月100万円の売上を挙げた時期もありました。

アニメグッズ販売事例

ある店舗は、ShopCNでアニメのキャラクターグッズを販売しました。WeChat公式広告及び、毎週の記事投稿により、WeChatにおけるフォロワー獲得とShopCNへの誘導に成功し、毎月100万円以上の安定的な売上を保っています。
 

まとめ

これからますます中国越境ECへと参入する日本企業が増えると予想される中、ポイントになるのは、いかに効率的に実施するかということです。
WeChatを活用して集客し、WeChat内に構築できる越境ECサイトへと誘導することが最大限、かつ最短で効果を出すことが期待できる方法といえます。

 

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投稿者プロフィール

福崎 菜摘
福崎 菜摘
福崎 菜摘(ふくざき なつみ)
JC Connect株式会社 Webマーケティング/広報

1992年東京生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、中国人観光者の「爆買い」をきっかけに中国マーケティングに興味を持ち、FJ Solutions株式会社に入社。
大手法人営業コンサルを経て、FJ Solutionsの子会社であるJC Connect株式会社のWebマーケティングや広報として奮闘中。
趣味はお酒。