東南アジアで人気のゲームメディア9選

近年、世界中でゲーム市場が活況の中、特に市場の急成長が見られる地域、それが東南アジアです。MintegralとGameAnalyticsが行った調査によれば、東南アジアのモバイルゲーム市場は急激に拡大しており、2018年の23億6000万ドルから、2022年には45億ドルまで拡大すると試算されています。東南アジアには約6億5000万人の人々が住むとされ、昨今のスマートフォンの普及や、急激な経済成長による余暇活動の充実が地域のゲーム市場を押し上げています。東南アジア各国は異なる言語を母国語としているため、国ごとに特徴のあるゲーム系メディアが創設されています。そこで本記事では、東南アジアの国々の中でも、特にゲームが盛んな国々において利用されているゲーム系メディアについて紹介します。

1.Online-Station(タイ発:タイ語)

「Online-Station」は、タイ発のタイ語で運営されているゲーム系メディアです。PS4やXbox one、任天堂switchなどの主要デバイス関連のゲーム情報、モバイルアプリ情報、パソコンゲーム情報と、多くのゲーム関連情報が網羅されています。また、世界のゲーム最新情報がタイ語で閲覧可能なため、タイのゲーマーたちから非常に人気の高いゲーム系メディアです。

2.MyGameOn(マレーシア発:マレー語)

「MyGameOn」は、マレーシア発のマレー語で運営されているゲーム系メディアです。こちらも上述した「Online-Station」と同様に、主要デバイスのゲーム情報が網羅されていますが、注目すべきはeスポーツ関連情報の充実度です。世界各地で開催されているeスポーツ大会の告知や、その結果報告が非常に多く掲載されています。2018年のeスポーツ賞金獲得国別ランキングでは、マレーシアは東南アジアでトップとなる第17位にランクインしており、今後のeスポーツの活性化にも注目が高まります。

3.Virtual Verbal(インドネシア発:インドネシア語)

「Virtual Verbal」は、インドネシア発のインドネシア語で運営されているゲーム系メディアです。ゲーム関連情報はもちろん、人気アニメの情報やゲーム・アニメ文化なども紹介されています。また、日本語で「オタク」を意味する「GEEK」ページも準備されている非常にユニークなゲーム系メディアです。インドネシアにはインドネシア語で運営されているいくつかのゲーム系メディアが存在しますが、「Virtual Verbal」は情報量が優れており、トップクラスの人気を持つゲーム系メディアとして知られています。

4.Dafunda(インドネシア発:インドネシア語)

「Dafunda」も上記の「Virtual Verbal」と同様に、インドネシア発のインドネシア語で運営されているエンタメ関連情報メディアです。ゲーム情報のほかにも、映画、テレビ、コミック、動画などの各種情報が掲載されており、面白いことや楽しいことを探しているインドネシア国民に人気のサイトです。ゲームに関するページでは、攻略情報よりも「〇〇なゲームベスト10」などのコラム記事が多く掲載されており、読者に新しいゲームとの出会いを提供しています。

 

5.Gamebrott(インドネシア発:インドネシア語、中国語、タイ語、ベトナム語)

「Gamebrott」はインドネシア発のゲーム系メディアで、インドネシア語、中国語、タイ語、ベトナム語にて運営されていることから、アジア圏で非常に人気の高いゲーム系メディアです。注目すべきはその情報量。ゲーム最新情報や攻略情報、ゲームレビューはもちろんのこと、人気eスポーツタイトルのそれぞれの大会情報や各ゲームのコミュニティ情報など、非常に多くの情報をサイト内で得ることができます。

6.GameTrader(シンガポール発:英語)

シンガポールは英語が公用語の1つであるため、グロマ!でも以前に紹介した英語圏で人気のゲーム系メディアが人気です。今回紹介する「GameTrader」は、シンガポール国内でゲームの販売を行う小売店ですが、最新ゲームの動画紹介や、世界のゲーム情報がサイト内に非常に多く掲載されており、ゲーム系メディアとしての役割も果たしています。また、人気ゲームの攻略情報や小ネタなども豊富に掲載されており、シンガポールのゲーム好きの間でひそかに人気のゲーム系サイトです。

7.360Game(ベトナム発:ベトナム語)

「360Game」はベトナム発のベトナム語で運営されているゲーム系メディアで、ベトナム最大規模のゲーム系メディアといわれています。ベトナムは日本のアニメ好きが多い国といわれており、日本の人気アニメキャラクターがサイトを飾っています。サイト内ではゲームレビューが非常に多く掲載されており、ベトナム人に新作ゲームを紹介することが主な目的の1つのようです。

8.IGN Southeast Asia(アメリカ発:英語:東南アジア向けページ)

「IGN Southeast Asia」は、世界の主要ゲーム系メディアの1つ「IGN」が運営する東南アジア向けのページです。東南アジア向けのページにおいては、世界の主要なゲーム系情報が英語で発信されていますが、東南アジアで特に人気の高いゲームがリリースされた際や、東南アジアでeスポーツイベントが開催された際には、トップニュースに大きくピックアップされるようになっています。ローカライズの視点からは上記で紹介した各国のゲーム系メディアには及びませんが、世界の主要なゲーム系情報を得るためには非常に優れたサイトといえるでしょう。

9.GameWith(日本発:日本語、中国語、英語)

日本を代表するゲーム系メディアの1つ「GameWith」が2018年に創設した英語版のゲーム系メディアです。2019年10月現在、世界で注目を集めている24タイトルに関する最新情報および攻略情報が掲載されており、トラフィックの多くは、アメリカやイギリス、カナダなどの英語ネイティブですが、アジア圏においても徐々に人気が高まってきています。また2018年には、GameWithは東南アジアのゲームメディアの「G CUBE ASIA」に出資しており、今後、東南アジアでのトラフィック獲得にも期待が高まっています。

終わりに

いかがでしたか。やはり東南アジア各国では、母国語で情報を得られるゲーム系メディアの人気が高いようです。また、多くのメディアではeスポーツを大々的に取り上げており、今後東南アジアでもeスポーツ熱が高まってくることを予感させます。その一方、東南アジアのゲーム会社およびゲーム系メディアはそれほど多くはありません。巨大な市場が広がる一方で競合が少ない東南アジアは、ゲーム業界の今後の注目エリアといえるでしょう。

 

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投稿者プロフィール

ジェレミーラウ
ジェレミーラウ
株式会社カーツメディアワークス PR事業部ディレクター

カナダ・アルバータ大学・経済学部卒業後、香港のテレビ局に入社。
テレビコンテンツ制作のノウハウを学び、カーツメディアワークスへ海外PR/デジタルマーケティング担当ディレクターとして合流。